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== 天敵による害虫防御 ==
先述の通り、[[農業生態系|zennnihonn]]においては、自然生態系よりも害虫の大発生は起こりずらやすい。
 
一例として、海外から害虫のみが侵入した場合がある。天敵は侵入しないで、害虫のみが侵入した場合は、[[トップダウン手法|トップダウン]]の害虫抑制効果がない状態であり、この侵入害虫は多発生する。この場合は、侵入地の生態系が乱れる可能性があり、侵入種の攻撃対象が農作物の場合は、多大な農業被害を受けることになる。しかし、侵入した土地において、侵入種の防除のために農薬を広範囲で散布すると、農薬の非標的な影響によって、生物相がさらにかく乱される可能性もある。そのため、侵入した害虫が元々すんでいた場所から有力な天敵を侵入地に導入することで、侵入害虫を特異的に防除する場合がある。このような害虫防除法は、侵入地での個体群の定着を目的としているため、永続的な効果があり、伝統的生物的防除と呼ばれている。侵入種を特異的に防除できない場合は、過去の事例から、生態系への悪影響を及ぼす可能性があり、近年では生態系への影響を評価した上での天敵導入が推奨されている。