「Dynamic Random Access Memory」の版間の差分

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宇宙線のような高エネルギー放射線でなくとも、可視光線の光子でも同様の現象が発生する。通常のDRAMは、樹脂製のパッケージによって遮光されているため、実際の問題とはならない。しかし、この現象を応用して、チップに光を当てられるようにすることで、[[固体撮像素子|画像素子]]として応用した製品も存在した<ref group="注">[[CCDイメージセンサ|CCD]]に代わる画像素子として、1988年にMicron Technology社よりOptic RAMという商品名で発売された。</ref>。<ref group="注">
米[[インテル]]は、[[磁気コアメモリ]]に代わるメモリとして、DRAM製造に着手していたが、ダイの状態では問題がないにもかかわらず、パッケージにするとソフトエラーが多発する問題に遭遇した。原因を究明すると、パッケージの[[セラミックス]]に[[アルファ線]]を放出する物質が含まれていることが判明した。インテルは、パッケージ製造元である[[京セラ]]に対して、この現象を極秘にするよう要請し、DRAM用パッケージは京セラが作った特注パッケージを使用した。そのため、インテル自身がインテル・1と呼ぶ半導体巨大企業へ発展する第一歩は、ソフトエラーの対策ノウハウを秘密にすることにより、市場から競合メーカーを追い出すことから始まったとされる。なお、この事実は、[[電子立国日本の自叙伝]] 単行本において、インテル自身によって解説された。</ref>
 
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