「戦間期」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
8行目:
戦間期の[[ヨーロッパ]]は、多少の例外や時間の前後はあるものの、ともに似通った危機と似通った安定を経験した。第一次世界大戦で深刻な被害を受けた地域がヨーロッパに限られたことがあって、戦間期という区切りはヨーロッパにおいてもっとも大きな意義を持つ。
 
[[1919年]]第一次大戦終結から[[1924年]]頃までは、戦後危機の時代である。この時期に敗戦国の経済は混乱し、[[戦勝国]]も戦争で受けた打撃から立ち直れずにいた。小さな戦争や軍事介入が頻発し、特に敗戦国で革命勢力と反革命勢力の激しい争が続いた。
 
[[1924年]]頃から[[1929年]]は、'''相対的安定期'''と呼ばれる。この時代に各国の経済は[[カルテル]]により合理化をとげ、人々の生活にゆとりが生まれ、大衆文化が登場した。例外はあるものの、[[民主主義|民主主義体制]]が優勢で、程度の差こそあれ[[議会制|議会政治]]が重んじられた。各国の協調外交のおかげでヨーロッパに平和が訪れた。