「カッフェ・ドルゾ」の版間の差分

'''カッフェ・ドルゾ'''（イタリア語:Caffè{{Lang-it|caffè d'orzo}}、「大麦コーヒー」）は、[[イタリア]]原産の飲料の一種。単に「'''オルゾ'''」（orzo）(orzo) と称されることもある。

オルゾは炒った[[オオムギ|大麦]]から作られる飲み物で、[[カフェイン]]を含まない。「オルゾ」とは[[イタリア語]]で「大麦」という意味で、語源は[[ラテン語]]の「ホルデウム」（hordeum）(hordeum) である<ref>[http://www.merriam-webster.com/dictionary/orzo Definition of ''orzo''] Merriam-Webster</ref>。オルゾは[[エスプレッソ]]風の飲み物であり、炒った麦を直接使えば典型的なエスプレッソマシンやコーヒーメーカーで簡単に作ることができる。イタリアでは[[自動販売機]]で広く販売されている。伝統的には子供向けのコーヒーの代用品と考えられてきたが、イタリアやその他の地域で、健康的な理由からカフェインを避ける人々がオルゾを選ぶことが一般的になりつつある。

[[イベロアメリカ]]にも「カフェ・デ・セバーダ」（café(café de cebada）cebada) という大麦の飲料があるが、[[コーヒー]]というよりは[[麦茶]]に近い飲み物である。このほか、炒った大麦を使った飲料は「[[カロ (飲料)|カロ]]」（Caro、ヨーロッパ、[[ニュージーランド]]にて販売）、「ペロ」（Pero、同[[スイス]]、[[アメリカ合衆国]]）、「[[バーリーカップ]]」（Barleycup、同[[イギリス]]）など、さまざまな名称で販売されている。

最近ではイタリア産の炒った大麦がアメリカ合衆国では「[http://www.cafeorzo.com/home.html カフェ・オルゾ]社」（Cafe(Cafe' Orzo）Orzo)、イギリスでは「[http://www.orzocoffee.co.uk オルゾ・コーヒー]社」（Orzo(Orzo Coffee) Coffee）によって輸入されている。