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1億5千万枚以上発行([[2014年]]時点)されたB-CASカードの大多数に、カードに書き込まれた情報が平文で読み書きできる[[バックドア]]が存在する<ref name="B-CAS 事故 '8674422'">{{Cite book |和書 |author=鳥取ループ |year=2013 |title=B-CAS 事故 '8674422' 2012年テレビ視聴制限崩壊の真実 |publisher=示現舎 |isbn=978-4990578787 }}</ref>{{要ページ番号|date=2014年9月}}(この事案から、カード裏のT記号が東芝のTであり、他の記号は製造メーカーの頭文字と推定される)。最初に明らかにされた東芝製B-CASカードは東芝製品にしか付属しない事、早期にB-CASカードからバックドアへのアクセスプログラムが削除された為、流通数は全体からすると少ない。
 
しかし、残る他社カードではバックドアプログラムをB-CASカードに再プログラム出来る事が判明。[[2012年]]、全てのB-CASカードのセキュリティが突破される。この時、B-CASカードには「お試し視聴期間」として受信開始から一週間だけ全ての有料チャネルが視聴できる機能があった。すなわち本来暗号化されたEMMメッセージで書き込まれる筈のワークキーがあらかじめカードに平文で書き込んであり、バックドア経由で全ての鍵が取り出され、また契約者情報を任意に変更できる状態にあった(地上波専用カードは衛星放送の契約者情報が予め期限切れに設定してあるだけで、B-CASカードのほぼ大多数を占める青カードが問題となる)。これが後述の不正視聴問題とDRMとしての実効性の消失激減に繋がった。
 
=== 非準拠チューナと不正視聴 ===
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===B-CASカードエミュレーション===
[[2012年]](平成24年)[[5月23日]]午前 ‏6時37分、[[バックドア]]を経て[[リバースエンジニアリング]]されたB-CASプログラムを基に、B-CASを[[エミュレーション]]する[[ソフトウエア]]である[[Softcas]]が発表された。このプログラムを[[インストール]]すると、あたかもB-CASカードが存在する様に振舞い、DRM解除や限定受信システム回避の為に違法なB-CASカードの改竄(この罪は[[私電磁記録不正作出罪]]および同行使となる)も、またカードそのものの装着も不要となる。本プログラムの存在は、[[Google]]がプログラムの場所を削除させる事によって隠蔽された。しかし、[[コンピュータプログラム]]は[[ソースコード]]と共に流出。現在は[[イラン]]に存在する、[[Tor]]による[[匿名]][[サーバ]]によって公開され、[[2015年]]現在も[[メンテナンス]]されている<ref>{{Cite web|date=2012-05-23|url=http://buzzap.jp/news/20120523-softcas/|title=「B-CASカード不要で地デジや衛星放送を視聴可能」と称する謎のプログラム「SoftCAS」最新版公開、ネット環境も必要無し|publisher=BazZap|accessdate=2014-12-09}}</ref>。なお、このプログラムは通常のTVや録画機による視聴においてはB-CASを不要にしてしまうものではない(フーリオのほか特定のpc用チューナーなどに影響がある)。
 
== B-CAS見直しに向けて ==