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地代等についての記事、借地権は賃借権だけでなく地上権の場合もある タグ: リダイレクト解除 |
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'''賃貸'''（ちんたい）とは、一般的には、ある物についてその所有者が相手方に使用収益させ対価を受け取ることをいう<ref name="水谷">{{Cite web |author=水谷謙治|url=https://rikkyo.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=2413&file_id=18&file_no=3|title=物品賃貸業資本（レンタル・リース資本）の 基礎的・理論的研究（上） |format=PDF |publisher=立教大学（立教Roots）|accessdate=2019-08-21}}</ref>。
賃貸は生産手段の私的所有とその使用価値の実現を分離するシステムである<ref name="水谷" />。経済上の生産用益の価格の代表的なものに[[賃金]]（労働用益の対価）、地代（土地用益の対価）、[[利子]]（資本用益の対価）があり、それぞれ労働地代、生産物地代、貨幣地代と呼ばれることもある<ref name="坂本">{{Cite book |和書 |title=近代経済学|author=坂本市郎編著|year=1973|pages=80-83|publisher=白桃書房}}</ref>。このうち物の賃貸は貨幣資本（利子生み資本）を生み出すもので特に後述のファイナンス・リースは金融的色彩が強い<ref name="水谷" />。
なお、賃貸の契約関係は賃貸借が一般的であるが、[[借地権]]のように賃借権の場合だけでなく地上権の場合もある<ref>{{Cite web |url=https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/sl_info/view_point/pdf/sodan190401.pdf|title=借地権の法務に関する基礎知識|format=PDF |publisher=みずほ総合研究所|accessdate=2019-08-21}}</ref>。
== 売買と賃貸 ==
売買と賃貸を比較すると、売買では所有者と利用者の一致しているのに対し、賃貸の場合は所有者と利用者の間には契約関係を要する<ref name="金本189">{{Cite book |和書 |title=都市経済学第2版|author1=金本良嗣|author2=藤原徹著|year=2016|page=189|publisher=東洋経済新報社}}</ref>。
経済学では持家と借家の選択は''tenure choice''と呼ばれ、その選択にどのような要因があるか研究されてきた<ref name="金本188">{{Cite book |和書 |title=都市経済学第2版|author1=金本良嗣|author2=藤原徹著|year=2016|page=188|publisher=東洋経済新報社}}</ref>。売買と賃貸のどちらの取引形態が選ばれるかは取引費用や耐久性（[[耐用年数]]）の長さなどの要因に依存しており、売買と賃貸の代替性は完全ではない<ref name="金本61">{{Cite book |和書 |title=都市経済学第2版|author1=金本良嗣|author2=藤原徹著|year=2016|page=61|publisher=東洋経済新報社}}</ref>。売買では所有者と利用者が一致していることが最大の長所であるが、売買は賃貸に比べて取引費用が大きく、一時期に支払わなくてはならない金額も多くなるため資金調達の問題があるという短所もある<ref name="金本189" />。
== 賃貸の態様 ==
広義の[[リース]]はファイナンス・リースとオペレーテイング・リース（レンタルを含む）とに大別される<ref name="水谷" />。
; ファイナンス・リース
: 目的物を必要とする者がその購入資金の融資を受ける代わりに（またはその借入が困難な場合に）、リース会社に目的物を購入してもらった上でそれを賃借りする形態<ref name="水谷" />。
; オペレーテイング・リース
: レンタルを含むファイナンス・リース以外のすべてのリースの形態で、一般に短期でサービス的性格が強い<ref name="水谷" />。
== 脚注 ==
<references />
{{DEFAULTSORT:ちんたい}}
[[Category:貸与]]
[[Category:都市学]]
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