「モンスターファーム (アニメ)」の版間の差分

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: 元は[[詐欺師]]として金を騙し取っていた不良モンスター。ゲンキ達から言葉巧みに誘い出して金を奪い取ったが、騙して逃げる途中で崖に落ち、ライガーに救われたことから逃走に失敗。その後ゲンキ達の目的を知って、以前から自分を苦しめてきたワルモンと戦うため、一行に加わる。その自他共に認める高い頭脳から、いつも作戦立てを担当する策略家。敬語を使うが、どちらかといえば人を馬鹿にした口調(特にライガーに対して)が多い慇懃無礼な性格。また、追い詰められたり咄嗟の時に限って自が出てしまい、とても口が悪くなることもある。怒って自分を食うと言ってくるライガーに対して「なんですと?!」と言い返すのは本作におけるお決まりの掛け合いである(逆になったこともある)。
: かつては同じハム種であるバージアハピとトルクレンチと共に、3人組の盗賊団を結成しており、解散した後にゲンキ達と出逢い、当初はヒノトリの円盤石を高く売ることを目的にゲンキ達に取り入っていたが、旅を続けるうちに馴染んでいき、仲間としての自覚を自然と持つようになった。詐欺師という経歴から金にがめつく、金銭面ではとてもケチケチしており、よく値切り交渉を行う。その経歴のわりに根はそれほど悪くはなく、義理固い性格。ゆえに続編では自分を拾ってくれたタナに対して恩返しするため仲間に加わることを断っていたが、結局は再び一行に加わった。なお、エピローグではタナの農園に再び暮らすようになっているが、同じく暮らすようになったライガーとの喧嘩は相変わらずだった。
:戦闘面では本気を出していなかったとはいえ、今まで相手を即K.O.していたライガーを翻弄するなど基本的に戦闘能力は高い。しかし、スエゾーと同様に強い相手とはやりあいたくないという姿勢も稀に見せており、実際の戦闘力がどれほどかは定かではない。強烈なパンチとフットワークが最大の武器。必殺技は脚に炎を纏った強力蹴りであるドラゴンキックと、相手を油断させてから放つ[[屁|オナラ]]で、大抵命乞いの後に不意打ちとして放たれる。ワルモンのジョーカーが放つ幻覚攻撃に苦しんでいたゲンキ達を救ったり、アイアンバードの燃料が切れた際にもおならを使ったが、かなり臭いためゲンキ達も困らせている。
: [[スカーフ]]と風呂敷棒がトレードマーク。「ムハハ」と笑う。
 
=== ワルモン軍団 ===
; ムー
: 声 - [[小杉十郎太]]
: ワルモン軍団のボス。かつて古代人の戦争の際、兵器として生み出されたモンスター。白い毛に覆われたとてつもなく巨大なドラゴンの姿が本当の肉体であり、『円盤石の秘密』に登場していたのは肉体から切り離された邪悪な魂がホリィの父親に憑依した姿である。真の肉体を発見し、それが復活したことによってドラゴン型になる。ちなみにこの人型はゲーム中に存在せず、アニメオリジナルである。しかし、完全体となる前であっても、通常モンスターが束になってかかっても全く歯が立たない圧倒的な力を持ち、ゴーレム以上の腕力とライガー以上のスピードを持ち、ライガー盗賊団を壊滅させただけではなく、ゲンキ達の総掛かりの攻撃すらものともしなかった。
:魂と肉体が融合した直後は太陽の光に弱いという致命的な弱点があり、それによって体中がボロボロになったことがある。人間やモンスターの憎しみを自らのエネルギーに出来るため、それを引き出すために敵をあえて殺さず、瀕死になるまで手の中でいたぶるなど、ホリィの父とは思えないほど残酷な性格。しかし完全体となった際に、憎しみの力に精神を支配され暴走、最終戦争のときと同じく破壊だけを喜びとする魔獣となり自ら軍の本隊を壊滅させてしまった。最後はヒノトリによって肉体と魂もろとも再び封印される。
: ホリィの父親は続編の『伝説の道』でワルモンの紋章のついた黒い円盤石の中で邪悪な魂と戦っていたが、ホリィ達のおかげで邪悪な魂から開放されるが記憶喪失になってしまっていた。後にデュラハンが邪悪な魂を受け継いだ光景を見て、全ての記憶を取り戻す。
: なお、ゲームでは、アニメの第2期エンディングテーマとなったMuuの『デジタルミュージックパワー』<ref>[[rumania montevideo]]のカバー</ref>のシングルCDを読み込ませることで再生できる。
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: 声 - [[三石琴乃]]
: ワルモン四天王の一人。誕生直後から人間に奴隷として扱われていたために人間を憎み、同様に奴隷として扱われていたブルーマウンテンと共に反乱を起こし人間たちを倒す。その後ムーと出会いワルモンになる。当初はゲンキ達と争っていたが、ゲンキとの触れ合いからムーを裏切り、しばしばゲンキたちを助けるようになる。「ライトニング」、「ショットガン」、「ビッグバン」が必殺技であるが接近戦も得意。当初はワルモンを裏切るも、ゲンキとは相容れず協調しようとしていなかったが、ゲンキが純粋にピクシーを友達として想う気持ちに触れて、心が穏やかになっていく。一人でムーの肉体が眠る場所を調査に向かった際、ブルーマウンテンに気をつけるように言った時には、言われたブルーマウンテンが思わず唖然とするほどであった。後半にムーの攻撃により瀕死の重傷を負い、ロスト寸前までであったが、ブルーマウンテンがピクシーとの合体で救うことを決断し、ブルーマウンテンの自己犠牲によってビーナスとして蘇る。その際流した涙によってワルモンの紋章は消え去り、完全にワルモン軍団と決別する形となった。
: 『伝説の道』では一人で行動していたが、メタルナーによって洗脳され、再びゲンキ達の敵として立ちはだかることとなる。しかし、自分を救おうとするゲンキ達抵抗と、心の中で生き続けているブルーマウンテンに救われて自我を取り戻し、すぐに開放された。OPではレジェンド杯でハムと戦っているが、本編では叶っていない。
: 漫画版ではマスターと呼んでいた人間に役立たず扱いされ捨てられるという過去を持ち、人間を滅ぼそうとするムーに妄信していた。ゲンキ達との触れ合いからムーを裏切り彼らを助ける。その際ヨイモンにしか扱えないリフレッシュを使ってホリィの傷を治したが、裏切り者としてワルモンに殺されてしまう。だが最後はヒノトリの力で生まれ変わり、ホリィと一緒に旅をしていた。
:* ピクシー配下のワルモン
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: 声 - [[塩沢兼人]](円盤石の秘密)→[[カシワクラツトム|柏倉つとむ]](伝説への道)
: ワルモン四天王の一人。ゲンキ達一向を食事に誘い、彼らの気がゆるんだところを、部下のスタイルフォームと共に襲いかかる。そして、ガッツダウンの必殺技「ゴッド・ファイナル」によりゲンキ達のガッツを奪ったところを捕えて、屋敷の砂地獄の中に落として一網打尽にしようとする。しかし、唯一ゴッド・ファイナルから逃れたモッチーに翻弄され、それに感化されて復活したゲンキ達との戦いで、ゲンキに自分の顔に傷をつけられたことに逆上。「ゴッド・ハリケーン」をくり出し、部下もろとも吹き飛ばそうとするが、ガッツが全開になったモッチーの必殺技「モッチ砲」によりロストする。
: 『伝説の道』では復活し、部下のスタイルフォームとともに大会に出場してナーガと戦った。ナーガを倒すために、審判の視界をうまく塞いで部下に場外から攻撃を加えさせるなど、卑劣な戦いで戦おうとするが、真の力に目覚めたナーガの「魔空弾」をまともに食らい敗れる。唯一改心ゲンキ達と共闘しなかった四天王だが、復活した時には既にワルモンに対する心は離れており、デュラハンの使からの要請を退けている
:* ガリ配下のワルモン
:** ロードランナー部隊
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: 声 - [[堀内賢雄]]
: 魔将軍と呼ばれる[[騎士]]型のモンスター。東の大陸の支配者であり、ワルモン軍団の最高幹部。[[飛行船]]に乗って移動し、たくさんの部下を[[冬眠]]させて保持している。ムーに対して表向きでは絶対的な忠誠を誓う姿勢を見せるが、実際はムーから覇権を奪おうと画策していた。その実力は計り知れない。ホリィからガイア石を奪ってムーに反抗しようとするも、リリムの裏切りによって失敗し、さらにゲンキ達と鉢合わせてしまい、敗北して重傷を負ってしまう。しかし、最後の力で裏切ったリリムを道連れに、飛行船とともに炎の中へと消えていった。部下を讃えながら解凍したり、敗れた部下を惜しんだりなど、騎士道精神溢れる一方で、野心家として残酷な一面も持ち合わせている。
: 『伝説の道』では頭を残して生きていることが判明(他の部分は生命維持装置のようなもので繋ぎ止められている)、その側にはポアゾンという女性モンスターが付き添っている。他にも、ママニャーやゴビー、半サイボーグのジャアクソウを部下として引き連れ、ムーの力を使ってワルモン復活を目指そうと、邪悪魂が封印された円盤石を狙う。ホリィの父親が解放された後、残った黒い円盤石とガイア石を奪い、神殿で邪悪な魂と融合に成功して'''ブラッディJ'''となるが、力が制御できずに暴走を引き起こしてしまう。精神まで邪悪な魂に支配されそうになるが、最終的にはゲンキ達(ヒノトリ)によって救われて共闘し、元の完全な肉体を取り戻した。エピローグでは連れの部下達共々ワルモンの紋章も消え去って改心した模様で、ゲンキ達の仲間とともに畑仕事をしている風景が見られる。
:* デュラハンの飛行船の乗組員
:** トリッカー
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:声 - [[納谷六朗]]
:『円盤石の秘密』第12話「モノリスかく語りき」に登場するモノリス種のモンスターで、当初は円盤石の姿だったものの、ゲンキ達の手で再生させられた。
:太古の歴史や戦争への記憶と知識が集積されている記憶庫と呼んでもいい程のモンスターであり、初登場時に、ゲンキ一行にかつての滅んだ古代文明とムーとヒノトリの誕生と経緯に付いて自身が投影したイメージを用いて紹介している。それはゲンキ達にとって旅の目的と世界の歴史、ムーの正体を知ることについて大きな手がかかりとなった。しかし、肝心な事は喋らない事が多い上に、その説明をしようとする時に決まって居眠りをしてしまうクセがある。
:第34話のラストにて、ムー達の元へ赴き、戦いの無意味さと、かつてムーを封印する時に用いたファイナルゲートを使う危険性を説得しようとしたが聞き入れられず、捕らえられてしまうが、最終話にて暴走するムーを止める為、ゲンキに共に旅してきた5体こそ、ヒノトリの分かれていた魂であり、それによってヒノトリが蘇り、更にガッツを用いることがムーを倒す事に繋がると説いた。
:『伝説への道』の第2話では、ホリィの回想で登場し、前作の最終決戦後にヒノトリから離れた5体が世界の何処かに居る事をホリィに伝えていたが、肝心なことを云う前にまた居眠りしてしまう。
:ゲームでは、表面に人の顔が浮かび上がるのが特徴だったが、アニメではそういう描写は無い。
 
:
'''ハヤブサ'''
 
:声 - [[若本規夫]]
:『円盤石の秘密』第13話「ムー降臨!」で初登場。[[ドラゴン]]種モンスターであり、自分と同じドラゴン達を部下に多数従え、「ドラゴン盗賊団」を組織している。
:ライガーとは古い知り合いで、ホリィがガイアもろともムーに拉致された時、助けだそうと主張するゲンキに同調したライガーに対し、「(自分の)大事な部下を殺す気か?」とムーの力を恐れて当初は冷淡であり、ライガーの「お互いにムーには酷い目に遭わされてきた」、「同じノラモン同士だろう」という声にも耳を貸さなかった。しかし、人間であるゲンキが頭を下げて真摯に頼み込む事によって心が動き、ホリィの救出作戦に手を貸しただけではなく、ムーとの最終決戦では、部下達を引き連れて、ピクシーと共に駆け付けた。
:原作ゲームでは、モンスターの名前をプレイヤーが付ける事が出来たのに対し、アニメではモンスターのキャラクター名は、原作のネーミングに準拠するが、そのアニメ設定ではない名前の唯一のキャラでもある。
 
'''ケンタウロス'''
 
:声 - [[辻谷耕史]]
:『円盤石の秘密』第25話「廃墟の戦士達」に登場。同僚で、同じケンタウロス種モンスターのシリウス、サバットを加えた三戦士のリーダー。
:原作ゲームの設定そのままに騎士道精神に溢れ、一対一の戦いを好む正義感の強いモンスターだったが、ギンギライガーとの戦い(実際には、ワルモン達との戦いによって疲れたところを狙われて)に敗れ、ワルモンの軍門に下ってしまっていた。
:ゲンキ達との戦いと、自分達もろともゲンキ達を抹殺しようとするサラマンドラ部隊を相手にゲンキ達と共闘する中で、かつての自分達とモンスターの誇りを取り戻し、ギンギライガーと袂を分かち、ワルモン達と戦っていく道を選んだ。
 
'''コロペンドラ'''
 
:声 - [[真殿光昭]]
:『円盤石の秘密』第28話「森の仕掛け屋コロペンドラ」で登場、コロペンドラ種のモンスターで、語尾の最後に「コロ」と付けるのが口癖。
:ワルモン達に同族を奴隷にされていた事から、様々なトラップを仕掛けて迎撃するようにしており、多くのワルモン達を退けてきたそのトラップの威力を信頼をしていたものの、それがいつしか過信という方向になってしまい、ハムからは「トラップに頼りすぎるのは危険」と指摘されていたものの、ハムの忠告を聞かなかったばかりに、ワルモンのジハードにトラップが破られ、窮地に陥ってしまう。
:しかし、ハムから「トランプに頼るだけでは無く、自分達で戦う決意も重要」とも聞かされ、ゲンキ達の戦いを見て発奮し、ねずみ花火でジハードを葬り去り、戦う闘志も取り戻した。
 
'''アーケロ'''
 
:声 - [[中博史]]
:『円盤石の秘密』第33話「ススキ河原の決闘」で登場。クーロン兄弟の師匠だったが、対戦相手を徹底的に倒す事こそ強者と信じる2人の弟子を諫めていたものの、その為に弟子達は自ら破門の道を選び、四天王ナーガ傘下のワルモンとなってしまった。
:クーロン兄弟に苦戦するゲンキとモッチーにアドバイスとトレーニングを行い、その特訓の甲斐合って2人は見事に兄弟相手に勝利を収め、敗北を恥じた兄弟は自ら命を絶とうとするものの、その元弟子達の自刃を止め、ようやく過ちに気づいて詫びる弟子達を赦して迎え入れ、ムーとの最終決戦時には、ケンタウロス達とクーロン兄弟と共に、ワルモノ軍団と戦っていることがピークシーの弁で語られた。
; デトナレックス
: 声 - 内藤玲