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霧雪之介 (会話 | 投稿記録)
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== 日本での分布 ==
[[File:Eriyama rice terraces Saga Ogi with houses.JPG|thumb|水田のあぜ道に群生するヒガンバナ]]
日本には[[北海道]]から[[琉球沖縄列島]]まで見られる。自生ではなく、[[中国大陸]]から直接ないし間接的に持ち込まれたものと考えられる。その経緯については、[[稲作]]の伝来時に土と共に[[鱗茎]]が混入してきて広まったと言われるが、[[土]]に[[穴]]を掘る小動物([[モグラ]]、[[ネズミ]]等)を避けるために[[毒|有毒]]な鱗茎をあえて持ち込み、[[畦]]や[[土手]]に植えたと推測する意見もある<ref>[https://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20180921000155 「田畑のあぜに真っ赤な帯 京都・乙訓でヒガンバナ見ごろ」]『[[京都新聞]]』2018年9月21日(2018年11月9日閲覧)。</ref>。また鱗茎は適切に用いれば[[薬]]になり、また水にさらして[[アルカロイド]]毒を除去すれば[[救荒食物|救荒食]]にもなる。そのような有用植物としての働きを熟知して運び込まれた可能性もある。
 
人里に生育し、[[田畑]]の周辺や[[堤防]]、[[墓地]]などに見られることが多い。特に田畑の縁に沿って列をなす時には花時に見事な景観をなす。湿った場所を好み、時に水で洗われて球根が露出するのが見られる。なお、山間部[[森林]]内でも見られる場合があるが、これはむしろそのような場所がかつては人里([[里山]])であった可能性を示す。