「一撃離脱戦法」の版間の差分

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=== 機体 ===
レシプロ戦闘機は一撃離脱戦法に向いたタイプと、[[格闘戦]]([[巴戦]])に向いたタイプで分類されることがある。
[[一撃離脱戦法]]に向いた[[戦闘機]]と、[[格闘戦]]([[巴戦]]ともえせん)に向いた戦闘機とに分かれる。 例えるなら、マンガ「[[頭文字D|頭文字D]](いにしゃるでぃ)」における、[[三菱自動車工業|三菱]]・[[三菱・ランサーエボリューション|ランエボ]] 対 藤原とうふ店[[トヨタ自動車|トヨタ]]・[[トヨタ・AE86|ハチロク]] のバトルでの前者は[[ターボチャージャー|ターボ]]付きの高馬力エンジンで直線番長、真っすぐな道でなら並ぶ者
 
一撃離脱戦法に向いた機体は加速力や最高速度を優先し、最初の攻撃で確実に仕留められるように重武装の機体である。日本軍では軽戦闘機(軽戦)と称した。
無き最速の王者だが、カーブではその速度ゆえ曲がり切れず、よく効く4輪
 
格闘戦に向いた機体は運動性能や操縦応答性を優先し、機敏に動いて相手の背後を取ったり攻撃を避けられる機体である。日本軍では重戦闘機(重戦)と称した。
[[ディスクブレーキ]]で急減速しゆっくり曲がり、カーブの出口でアクセルべた踏み、急加速で減速したのをとりもどす戦法。 一方の主人公の乗る[[トヨタ・AE86|ハチロク]]は非力なエンジンで[[小型自動車|小型車]]、速度も出ない、かわりに主人公の操っる[[ドリフト走行]]=横滑りを利用したカーブを曲がる技、で、そんなに減速せずに、するんだけど、悪い言葉になるがカーブで先行して進路妨害をし相手の鼻先を抑える戦法。
 
飛行機と車を比較するのも[[ナンセンス]]と思うが、現実に戦闘機で空中戦をした読者はいないと思うので最もイメージしやすいもので例えてみた。
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== 艦隊 ==
[[太平洋戦争]]緒戦において[[大日本帝国海軍|日本海軍]]の[[第一航空艦隊]]は、[[真珠湾攻撃]]などの[[空襲]]において、剣術家でもある[[参謀長]]の[[草鹿龍之介]][[少将]]の思想の下、一撃離脱を実施していた<ref>佐藤和正『連合軍が恐れた五人の提督』光人社NF文庫</ref>。草鹿は「攻撃は十分な調査、精密なる計画のもと、切り下す一刀の下に全て集中すべきなり」という思想を持っていた<ref>戦史叢書43巻 ミッドウェー海戦 583頁</ref>。真珠湾攻撃で再攻撃を実施しなかった判断に批判もあるが、草鹿は、報告から[[作戦]]の成功を知った以上、すぐに他の敵に構える必要があるとして、批判は兵機戦機の機微に触れないものの戦略論と述べている<ref>戦史叢書10巻 ハワイ作戦 345頁</ref>。