「国共合作」の版間の差分

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共産党は「国共合作に関する宣言」において、「国難極端に厳重にして民族生命の存亡の危機にあたって、我等は祖国の危亡を回復救助するために平和統一・団結禦侮の基礎の上に、すでに中国国民党と了解を得て共に国難に赴くこととなった」と国共再合作の了解が成立した意義の重大性を強調し、①[[孫文]]の[[三民主義]]の徹底的実現のために奮闘する②国民党政権を破壊する一切の暴動政策および赤化運動を取り消し、暴力をもって地主の土地を没収する政策を停止する③現在のソビエト政府を取り消し、民権政治を実現して全国政権の統一を期する④紅軍の名義および番号を取り消して[[国民革命軍]]に改編し、国民政府軍事委員会の指揮を受け、その出動命令を待って抗敵前線の責任を分担する、ことを国民党と全国民に誓った<ref name="ookubo"/>。
 
[[9月6日]]、共産党は実効支配地域の中華ソビエト共和国を廃止して[[陝甘寧辺区|中華民国陝甘寧辺区政府]]に改編して国民政府行政院直轄区となった。
 
[[9月27日]]、[[毛沢東]]は「国共合作成立後のさし迫った任務」と題する声明を発表し、国共合作が成立したことの意義を確認した。[[10月2日]]、華中・華南に遊撃中の中共軍約1万が「新四軍」として再編成されることが国民政府から指示され、軍長に[[葉挺]]、副軍長に[[項英]]が任命された。南京陥落後の[[12月25日]]、共産党は「時局に対する宣言」を発表して国共両党の提携と徹底抗戦を改めて声明した。