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→‎アミノ酸スコアとその種類: 3種類を古い順に整理。それぞれを採用している日本での発表年も記述し年代の違いを理解しやすくした。
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[[ヒスチジン]]の生合成は、ホスホリボシルATPから、4段階の反応を経てイミダゾールグリセロールリン酸となり、さらにこれが5段階の反応を経て[[ヒスチジン]]となる経路であるが、この経路では[[グルタミン]]を途中原料として消費し、ヒスチジン1 molを生成するために42 molのATPを消費する。従ってヒスチジンはヒト体内での生合成が遅いため、[[国際連合食糧農業機関|FAO]]や[[世界保健機関|WHO]]は[[1985年]]にこれを必須アミノ酸と位置付けている<ref>対象外物質評価書 ヒスチジン [http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc12_hishiryo9_histidine_240223.pdf PDF] - 食品安全委員会肥料・飼料等専門調査会 2012年2月</ref>。また急速な発育をする幼児にあっては生合成だけでは不足する可能性があるため、食事で供給することが望ましいアミノ酸である。
 
また[[アルギニン]]も体内で合成され、成人では非必須アミノ酸ではあるが、成長の早い乳幼児期では、体内での合成量が充分でなく不足しやすいため、アルギニンとヒスチジンは'''準必須アミノ酸'''と呼ばれる<ref>{{cite journal | author = 高畑尚之、颯田葉子| title = アミノ酸とゲノム遺伝子の変容|url=https://doi.org/10.4327/jsnfs.60.131| journal = 日本栄養・食糧学会誌| year = 2007| volume = 60| issue = 3| pages = 131-135|doi=10.4327/jsnfs.60.131 }}</ref>。同様の理由から、[[システイン]]と[[チロシン]]も準必須アミノ酸として扱われる場合もある。準必須アミノ酸も必須アミノ酸として扱われることが多い。また逆に、これら準必須アミノ酸と対比するため、前出の9種(もしくはヒスチジンを除いた8種)のアミノ酸を'''完全必須アミノ酸'''と呼ぶこともある。
 
== 推奨摂取量 ==