「シロバナムシヨケギク」の版間の差分

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== 往年の製法 ==
花の七分から八分開いたものを順次、数回にわけて採集するのが理想的であるが、労力の関係上、咲きそろった時に採集することが多い。採集作業は花序を人差し指と中指との間にはさんで摘み取り、労力の少ない場合は大多数の花の開いた株を選んで根際から刈り取る。

蚕棚のような棚を作って筵(むしろ)を敷き、薄く花を散布し、陰干しにする。大規模の場合は蚕棚式またはベルトコンベヤー式の火力乾燥機を用いる。乾燥させたものはブリキ缶その他の防湿器物に容れて貯蔵する。

貯蔵しておいた乾花を適宜取り出し、焙炉で十分に乾燥させたのち搗(つき)臼、石臼または薬研その他で粉砕する。大規模の場合は水力、電力による並列した搗臼を用いる。粉末は篩分して製品とし、残殻は再び粉砕する。
 
== 日本の栽培 ==