「Billboard Japan Hot 100」の版間の差分

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==チャートの限界==
Billboard Japan Hot 100チャートでは、チャート創成期より毎週のように激しく1位が入れ替わる展開が続いている。この点について、音楽評論家ジャーナリストの柴那典は「CDのセールスランキングって、毎週のように1位が変わるんですよ。僕らはそれが当たり前であると約20年間思ってきましたが、それはCDだからであって、曲の人気ランキングが毎週変わるという現状がそもそもおかしいと再認識すべきなのかもしれない」とコメントし、売上ではなく「曲の人気度」を測るJapan Hot 100チャートにおいて毎週順位が入れ替わっている現状はおかしいのではないかと問題提起している<ref>{{cite web|url=http://realsound.jp/2017/07/post-91623.html|title=2017年上半期チャートに見るJ-POPの現状とは? 有識者3人の座談会|publisher=リアルサウンド|accessdate=2017-09-3}}</ref>。
 
Billboard Japan Hot 100チャートは、CDやダウンロードにおける曲の「所有」、ラジオや動画再生回数、ツイート数等からなる曲への「接触」という2つの観点を複合し発表されている。一方で、Japan Hot 100チャートにおいてはCDなどのパッケージ購入「所有」のチャート全体における構成比重が高く設定されすぎているのではないかという問題点も指摘されている<ref name="sales-wadai" />。2017年9月11日付のJapan Hot 100チャートのルックアップ(=PCによるCD読み取り回数)部門では、週間CDセールス5万枚弱を記録した[[Perfume]]「[[If you wanna]]」が、週間で100万枚以上CDを売り上げているAKB48「[[#好きなんだ]]」や、同じ週にPerfumeを上回るCDセールスを記録した[[BTOB]]「Brand new days」を上回る現象(「Brand new days」はルックアップ部門圏外)が発生している<ref name="sales-wadai" />。音楽ライターの荻原梓は、「CDプレーヤーに直接入れて聴かれているのでは?という指摘は一応成立する」と前置きした上で、「実際にはほとんど聴かれていないCDが購入されている現状なのにも関わらず、音楽の「所有」を示す数値に重きが置かれているのは、いささかもどかしい気分ではないだろうか」と指摘し、聴かれていないCDに対しても「所有」比重を高く設定しているビルボードジャパンの姿勢に対し、問題提起している<ref name="sales-wadai">{{cite web|url=http://realsound.jp/2017/09/post-107952.html|title=“セールス”と“話題性”の乖離をどう捉えるか? 最新複合チャートに見る音楽シーンの現状|publisher=リアルサウンド|date=2017-09-10|accessdate=2017-09-13}}</ref>。