「二階堂トクヨ」の版間の差分

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→‎イヌ・ネコ好き: シロの思い出。
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[[イヌ]]や[[ネコ]]が好きで、よくイヌを連れて散歩していたので、「女[[西郷隆盛|西郷]]」という[[あだ名]]を付けられた{{sfn|西村|1983|pp=245-246}}。自身の好物をイヌ・ネコに与えることも好きで、散歩中には[[餌]]を持ち歩いていた{{sfn|西村|1983|pp=245-246}}。トクヨは常にイヌを5 - 6匹、ネコを3 - 4匹飼っていたので、イヌ・ネコ嫌いの教え子は大変困っていたという{{sfn|二階堂・戸倉・二階堂|1961|p=127}}。
 
特にシロと名付けたイヌをかわいがっていた{{sfn|二階堂・戸倉・二階堂|1961|p=126}}。シロはトクヨが東京女高師教授時代の1916年(大正5年)頃に[[御茶ノ水]]で拾ったイヌで、東京女高師で苦楽を共にしたという思いから、二階堂体操塾の移転の際にも一緒に連れていった{{sfn|二階堂・戸倉・二階堂|1961|p=126, 204-205}}。「幼犬の頃に片足が不自由だった名残で、治ってからも足を引きずって歩く」、「何を聞いても『ワン』と答える」とトクヨはシロを溺愛していたが、よく吠えたので学生からは嫌われ、トクヨの外出中にシロをいじめる学生もいた{{sfn|二階堂・戸倉・二階堂|1961|pp=126-127, 204-205}}。ある日、学生がシロをいじめているところを目撃し、その学生に「あなたは退学です」と宣告した{{sfn|二階堂・戸倉・二階堂|1961|pp=126-127}}。
 
またある時、[[大阪市|大阪]]の街を歩いていると、瘦せた捨てイヌが木の下でうずくまっているのを見つけたので、近くのうどん屋に飛び込み、1杯の[[天ぷら]][[うどん]]を買ってそのイヌに与えたという{{sfn|西村|1983|p=246}}。