「西馬音内」の版間の差分

西馬音内の由来は[[アイヌ語]]であるらしいが、多くの説があり定説はない。アイヌ語のナイ (nay) は川を意味するとされ、北海道をはじめとする広範の地名にみられる言葉である。古代には「にしまおんない」であったとの説がある。また「おんない」は扇状地のような地形をさすことばで、渓谷が開ける地形をさすとする説もある。秋田県内には「[[毛馬内町|毛馬内]]」（けまない）等の地名があり、すべて地形的には合致するといわれている。北海道の資料<ref>{{Cite web|url=https://www.ff-ainu.or.jp/teach/files/ishikari_tango.pdf|title=単語リスト（アイヌ語、日本語）－石狩川|accessdate=2019/9/6|publisher=公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構}}</ref>によると、西馬音内の漢字をニㇱ（nis）は雲、モㇺ（mom）は流れる、ナイ（nay）は川（沢）とあり、「雲が流れる川（沢）」という意味が推測される。該当する川は以前は馬音川（ばおんがわ）と呼んでいた現在の西馬音内川かその上流か。馬音はモム（mom）の当て字か。似ている地名毛馬内で検証すると、同資料を見るとケ（ke）は油とあり、「油が流れる川」とも推量される。毛馬内は[[小坂川 (秋田県)|小坂川]]をさすらしく<ref>{{Cite web|url=https://ja.wikipedia.org/wiki/毛馬内町|title=毛馬内町|accessdate=2019/9/6|publisher=}}</ref>、小坂川の上流には[[小坂鉱山]]がある。