「ブランチインブランチ」の版間の差分

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合併に伴い「〇〇中央支店」や「〇〇駅前支店」など(後者は主に都銀の場合)と改称される店舗は将来的な統廃合でのブランチインブランチ解消時の廃止対象となることが多い。
 
== 事例 ==
ここでは、都市銀行などで見られる合併などによってシステムが複数並存するケースに伴うものおよび、[[東日本大震災]]に伴う損壊店舗の仮店舗を、暫定的に別支店内に併設する形でブランチインブランチとなったもの以外のケースを取り上げる。
 
=== システム統合を伴わない事例 ===
<!-- 並びは統一金融機関コード順 -->
<!-- 現存しているもののみ掲載し、勘定店を統合した場合はコメントアウトか削除、または必要に応じて<del>タグで括る措置でお願いします。 -->
 
; 都市銀行
都市銀行の場合、[[2010年代]]以降はシステム統合とは無関係に事実上の廃止店舗を近隣店内に移転する形でシステム上は存続しているケースも増えてきた。
* [[みずほ銀行]]([[大手町タワー]][[みずほコーポレート銀行|6F・本店・内幸町営業部・大手町営業部]]、2/3/5F・[[第一銀行|丸之内支店]]・[[富士銀行|東京中央支店]]・[[日本興業銀行|丸の内中央支店]]、[[富士銀行|新宿新都心支店]]・[[第一勧業銀行|新宿西口支店]](新宿西口支店が長年入居していた[[新宿スバルビル]]の建替えに伴い、新宿西口支店窓口を新宿新都心支店窓口に取り込んだ)。その他、主に支店と同店を母店とする有人出張所間、[[葵区|静岡支店]]と[[清水区|清水支店]]のような比較的遠距離の拠点の一方の実態店を消滅させるなど、旧みずほ銀行拠点の一部で、合併前後にブランチインブランチを実施した拠点がいくつか見られる)
* [[三菱UFJ銀行]](旧[[東京三菱銀行]]時代より本店・丸の内支店、[[2007年]][[3月12日]]より旧東京三菱同士である[[東京銀行|新宿中央支店]]・[[三菱銀行|新宿西支店]]、同[[5月21日]]より旧UFJ同士である三好支店・三好ヶ丘出張所など)
** なお、三菱UFJ銀行の場合、新システムの全店稼働後も店舗統合せず、近隣店舗のブランチインブランチを行っている(統合を行ったのは、母店と同じ支店コードを有する有人出張所・特別出張所のみ。ブランチインブランチを継続している例として、[[三菱銀行|仙台中央支店]]・[[三和銀行|仙台支店]]、[[東京銀行|札幌支店]]・[[三和銀行|札幌中央支店]]など)。その後、旧同一行どうしのブランチインブランチも行われているため、2口座店や3口座店を1ヶ所で行っている拠点も見られる。
** みずほ銀行同様、[[葵区|静岡支店]]と[[清水区|清水支店]]のような比較的遠距離の拠点の一方の実態店を消滅させるパターンも実施されている。
** 2019年6月17より大阪恵美須支店が難波支店内に移転しての営業を開始した。この移転により難波支店は前身の三菱東京UFJ銀行時代も含めて三菱UFJ銀行で初めてとなる4口座店(難波支店・難波駅前支店・日本一支店・大阪恵美須支店)の営業を1つの拠点で行っている店舗となった。
* [[三井住友銀行]]本店営業部・東京営業部・三井物産ビル支店([[2011年]][[4月18日]]より三井住友銀行大手町本部ビル(旧 住友銀行東京本部(新住友ビルディング))の建替えに伴い、東京営業部の窓口を真向かいに所在する本店営業部窓口に取り込む。[[2014年]][[11月17日]]より三井物産ビルディングの建替えに伴い、[[三井物産]]ビル支店([[空中店舗]])を近隣店舗である本店営業部窓口に取り込む)
* [[りそな銀行]]([[2007年]][[5月21日]]より[[2009年]][[4月12日]]まで福島支店・野田支店、[[2009年]][[1月19日]]より[[2010年]][[9月12日]]まで名古屋支店・赤門通支店、[[2011年]][[4月18日]]より[[2012年]][[6月17日]]まで西葛西支店・行徳支店、[[2012年]][[10月9日]]より我孫子道出張所・住吉支店)
 
; 地方銀行
* [[北海道銀行]](札幌駅北口支店・光星出張所、西野支店・西野二股出張所、室蘭支店・東室蘭支店、豊岡支店・銀座通支店)
* [[みちのく銀行]](大館支店・比内支店)
* [[北都銀行]](高清水支店・[[秋田あけぼの銀行|将軍野支店]]、大館プラザ支店・[[秋田あけぼの銀行|大館駅前支店]]、[[秋田あけぼの銀行|三種支店]]・山本支店、大曲支店・仙北支店・[[秋田あけぼの銀行|太田支店]]、本荘支店・岩城支店・西目支店・本荘石脇支店、手形北支店・[[秋田あけぼの銀行|手形支店]]、湯沢支店・湯沢北支店、飯塚支店・[[秋田あけぼの銀行|昭和支店]]、土崎支店・[[秋田あけぼの銀行|土崎南支店]]、秋田東支店・[[秋田あけぼの銀行|広面支店]]、[[秋田あけぼの銀行|鹿角支店]]・毛馬内支店、象潟支店・金浦支店)
* [[荘内銀行]](酒田営業部・若竹町支店(酒田市)、鶴岡東支店・朝暘町支店(鶴岡市)、米沢支店・米沢西支店(米沢市)、新庄支店・新庄南出張所・おおくら支店(新庄市)、ときめき通り支店・鈴川支店(山形市)、温海支店・ねずが関支店(鶴岡市)、山形営業部・山形南支店(山形市)、天童支店・天童中央支店(天童市)、東部酒田支店・平田支店(酒田市)、本店営業部・宝田支店・三瀬支店(鶴岡市)、鶴岡南支店・くしびき支店(鶴岡市)。新庄南出張所を除き、いずれかの旧所在地となる場所ないしはその近隣に店舗外ATMが設置される)
* [[岩手銀行]] - 山目支店・三関支店([[一関市]])
* [[東北銀行]] - 夕顔瀬支店・高松出張所([[盛岡市]])、花巻支店・北花巻支店([[花巻市]])
* [[七十七銀行]](2014年8月25日より、本店営業部・本店営業部JR仙台出張所。2018年には、ここに芭蕉の辻支店も取り込まれている)
* [[筑波銀行]] - 合併による重複店舗を口座勘定統合せず、実態店舗の削減を行う形になった。
* [[きらぼし銀行]]
** 旧・八千代銀行(東池袋支店・西池袋支店、二本松支店・城山支店)
** 当行に吸収合併された[[新銀行東京]]は、[[2008年]][[5月7日]]より、本店を[[大手町 (千代田区)|大手町]]から[[西新宿]]に移転させた上で、全出張所の窓口業務を本店(後に、本店を東京みらい営業部に、各出張所を○○SG出張所にそれぞれ改称)で手掛けていたが、きらぼし銀行合併と同時に再移転し、きらぼし銀行本店営業部(旧都民銀本店営業部)内にすべて取り込まれた))
* [[横浜銀行]](2016年2月15日より本牧支店・新本牧支店、2017年2月6日より座間支店・相武台北支店、2018年1月22日より相模大野支店・東林間支店、3月5日より、杉田支店・南部市場支店)
* [[関西みらい銀行]] 実際にブランチインブランチが実施されたケースはないが、2019年10月15日のシステム統合後に多くの店で実施されると思われる。
* [[紀陽銀行]] 2019年4月8日より橋向支店・和歌山中央支店、岩出支店・桃山出張所、御坊支店・由良支店などで行っている。
* [[鳥取銀行]](倉吉支店・関金出張所、倉吉中央支店・三朝出張所、名和支店・中山出張所、五千石支店・溝口出張所)
* [[阿波銀行]](本店営業部・徳島駅前支店・新聞放送会館出張所、[[2009年]][[1月26日]]より両国橋支店・かちどき橋支店、[[2010年]][[1月25日]]より鳴門支店・大津支店、[[2011年]][[10月17日]]より田宮支店・矢三支店、[[2011年]][[10月24日]]より阿南支店・見能林支店、[[2012年]][[1月23日]]より羽ノ浦支店・古庄支店)
* [[百十四銀行]](2014年7月22日より坂出支店・駒止支店、2017年8月28日より国分寺支店・同端岡出張所)
* [[宮崎銀行]](2014年11月25日より東宮崎支店・昭和町支店、2016年9月20日より都城北支店・年見町出張所、2017年7月18日より日向支店・椎葉出張所、2017年9月19日より高城支店・山之口出張所、飯野支店・真幸出張所、油津支店・南郷出張所、2018年2月26日より高千穂支店・日之影出張所)
 
; 信託銀行
* [[三井住友信託銀行]]([[住友信託銀行|仙台支店]]・[[三井信託銀行|仙台あおば支店]]等)
 
; LONGS加盟行
* [[新生銀行]](本店・[[汐留シオサイト|シオ]]支店・[[広尾 (渋谷区)|ヒロオ]]支店・[[渋谷区|シブ]]支店<!-- 現在の渋谷支店とは無関係。 -->・[[六本木ヒルズ|ロッポンギヒルズ]]支店・[[目黒区|メグロ]]支店・[[金沢市|カナザワ]]支店(2018年6月30日より。旧金沢支店)・[[高松市|タカマツ]]支店(2018年6月30日より。旧高松支店))
** 実態店の消滅と同時に店名をカタカナ表記に変更している。
 
; 第二地方銀行
* [[きらやか銀行]]
** 旧[[山形しあわせ銀行]](本荘支店・石脇出張所、遊佐支店・吹浦出張所、新庄支店(合併後は新庄北支店)・新庄南出張所、米沢支店(合併後は米沢中央支店)・米沢東出張所([[2008年]][[6月16日]]より、米沢東出張所は、旧殖産店の米沢駅前支店内に移転した)、産業通支店・南原出張所、城西支店・下条出張所)
** 旧[[殖産銀行]](新庄支店・新庄西出張所、酒田支店・酒田千石町出張所、新発田支店・新発田北出張所)
** 合併後、重複拠点はブランチインブランチの形で実体店を消しており(合併と同時にシステム統合を実施)、口座店としては存続しているため、ブランチインブランチの形態で営業する形を取っている。
* [[北日本銀行]](平舘支店・鹿角支店)
* [[仙台銀行]](本店営業部・国分町支店・東京支店、など)。
* [[東日本銀行]](町田境川支店・古淵支店)
* [[西京銀行]](本店営業部・銀南街支店・新宿通出張所、富田支店・福川支店、下松支店・星プラザ出張所・熊毛出張所、下関支店・新地支店、新下関支店・豊浦支店・綾羅木支店、小郡支店・阿知須出張所、長門支店・仙崎支店、岩国支店・和木支店、南岩国支店・由宇出張所、柳井支店・平生出張所、小倉支店・戸畑支店)
* [[徳島銀行]] (小松島支店・東小松島支店、高松支店・丸亀支店)
* [[香川銀行]](本店営業部・宮脇町出張所(2012年9月3日より。同出張所跡地に設置された無人ATMは「宮脇町一丁目出張所」)、宇和島支店・岩松支店(2013年1月21日より。同支店跡地に設置された無人ATMは「津島町出張所」)、徳島支店・鳴門支店、大洲支店・八幡浜支店、西宝町支店・鶴市出張所(2017年7月18日より。同出張所跡地に設置された無人ATMは「鶴市町出張所」))
* [[愛媛銀行]](松前支店・ボーチェ松前出張所(元々は[[エミフルMASAKI]]内のインストアブランチだった))
 
; 信用金庫
* [[杜の都信用金庫]](卸町支店・原町支店)
* [[埼玉縣信用金庫]](大袋支店・越谷平方支店、上尾支店・原市支店、東松山支店・高坂支店、鴻巣支店・鴻巣西口支店、杉戸支店・宮代支店<ref>[http://www.saishin.co.jp/_news/contents/4044.html 店舗移転・統合のお知らせ - 埼玉縣信用金庫]</ref>)
; 信用組合
* [[古川信用組合]](本店・岩出山支店)
 
; 農業協同組合
* [[仙台農業協同組合]](本店・[[小鶴新田駅|新田東]]支店)<!-- 現本店に移転する前、かつては、「本店・東口支店」のブランチインブランチであった -->
* [[あきた北農業協同組合]](本店・中央支店)
* [[あきた湖東農業協同組合]](本所・五城目支所)
* [[秋田しんせい農業協同組合]](本店・本荘中央支店)
* [[山形農業協同組合]](本店・七日町ふれあい支店、山辺支店・作谷沢支店)
 
のように、システム統合が関わるものではないにも関わらずこの形態をとっている金融機関も出始めている。
 
理由はいろいろあるが、単純な店舗統合では、一方の店舗(廃止店)の顧客の[[通帳]]・[[キャッシュカード]]を強制切り換え・口座番号の変更等、顧客側への影響が大きくなるために、建物自体は廃止しても「口座店」としてはもう一方(建物としての廃止店)も残しておくというケースがみられる。
 
上記、三菱UFJ銀行本店・丸の内支店の場合がこれにあたる。丸の内地区再開発のあおりで丸の内支店の居場所がなくなったため本店内に取り込んだ。しかし、丸の内支店は旧[[三菱銀行]]時代には支店長が取締役兼任だった大支店であり取引先が大変多い。統合すると顧客に対する影響が大きすぎるためこのような措置になったとみられる(実際に、旧[[東京三菱銀行]]が、旧[[UFJ銀行]]との合併前の支店コード重複店の変更を行った際、[[預金通帳|通帳]]<ref>[http://www.bk.mufg.jp/oshirase/tenban/btm2.html 店番変更のお知らせ|三菱東京UFJ銀行]</ref>の強制切り替えを行っており、東京三菱銀行時代に丸の内支店を統合していた場合は、確実に通帳強制切替などの影響は高かった。また、合併後に稼働した新システムの[[アーキテクチャ]]にもその思想が残されているために、他店を含め、旧UFJ店の新システム移行完了後も店舗統合までは至らないともいわれる)。
 
=== 建て替え等に伴う一時的な措置の例 ===
店舗建替えの際、仮店舗を置かずにこの形態で業務を行うケースもある。矢印の左側が建替対象店舗、右側がブランチインブランチ先の店舗。
* [[りそな銀行]](新井薬師出張所→中野支店、[[2004年]][[5月17日]] - [[2005年]][[10月16日]])
** 新井薬師出張所は、元は井荻支店が母店となっていたが、ブランチインブランチ解消後、中野支店が母店となっている(井荻支店が旧大和店、中野支店が旧あさひ店であり、新井薬師出張所の位置が井荻支店よりも中野支店の方が近隣だったためとされる。ちなみに、ブランチインブランチ実施の期間に旧両行の統合システムへの移行が実施されている)。
* [[中国銀行 (日本)|中国銀行]](岡山駅前支店→富田町(とんだちょう)支店、2005年10月14日まで)
* [[広島銀行]](大州支店→広島東支店、[[2013年]][[2月18日]] - 同年[[10月18日]])
* [[伊予銀行]](垣生(はぶ)支店→松前(まさき)支店、2010年2月12日まで)
* [[トマト銀行]](岡山駅前支店→中山下(なかさんげ)支店、2005年10月7日まで)
* [[西京銀行]](下関支店→唐戸支店、[[2011年]][[6月6日]] - [[2012年]][[11月11日]])
また、新規店舗開設の際、口座店としてのみ先行開業し、店舗建物の完成までこの形態で業務を行うケースも出ている。
* 中国銀行(広島東支店→広島支店、[[2012年]][[10月29日]] - [[2013年]][[3月4日]]・西宮支店→神戸支店、[[2014年]][[12月1日]] - [[2015年]][[3月6日]])
* 広島銀行(西風新都支店→沼田支店、[[2008年]][[12月8日]] - [[2009年]][[2月16日]]・海田東支店→海田支店、[[2009年]][[12月7日]] - [[2010年]][[2月8日]]・岡山西支店→岡山南支店、[[2013年]][[11月5日]] - [[2014年]][[5月23日]])
 
また、類似したケースとして、[[りそな銀行]]錦糸町支店(旧大和店)は、[[2004年]][[10月18日]]からりそな銀行亀戸支店(旧あさひ店)内に移転していたが、[[2007年]][[6月11日]]に[[錦糸町駅]]南口に再移転した。事情は公表されていないが、この2支店は、システム統合前の事実上の店舗統合のためのブランチインブランチではなかったか、あるいは当初はその計画であったがその後計画を変更し双方存続・独立させたものと推察される。
 
== 関連項目 ==