「真空管」の版間の差分
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Deer hunter (会話 | 投稿記録) |
ObladiOblada (会話 | 投稿記録) →オーディオ・楽器用アンプ: 楽器用アンプはリスニング用とは事情が異なる。またリスニング用についてもあまりに意見主張的な強調は避けるべき。 |
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[[ファイル:SOUND WARRIOR SW-T10 Vacuum Tube Amplifier.JPG|thumb|280px|SOUND WARRIOR SW-10 真空管アンプ]]
[[ファイル:elekit_TU-870.JPG|thumb|210px|MT管使用のパワーアンプの一例、[[イーケイジャパン]]社製TU-870]]
[[オーディオマニア]]の機器や、歪みも音作りの一部として取り入れる
真空管を用いたアンプの音を「よい」と感じる原因には諸説ある。その中でかつて最も有力だった説は、真空管が倍音(高調波歪み)の奇数倍の周波数である「奇数次高調波歪み」を低減するという主張である。その主張によると、奇数次高調波歪みが減った結果、相対的に偶数倍の周波数の「偶数次高調波歪み」が増える。偶数次高調波歪みは楽器や自然界の音に多く含まれる周波数で、その偶数次高調波歪みが多いと、音は人の耳には自然に、あるいは生々しく聞こえる。一方、奇数次高調波歪みは人の耳には不快または金属的に聞こえる周波数で、トランジスタアンプの音にはその奇数倍周波数が真空管アンプの音よりも多く含まれている。そのため
一般的なアンプの特性評価項目である、矩形波応答特性や[[歪率]]、周波数応答特性などで、明らかにトランジスタアンプやデジタルアンプのほうが優れている場合でも、聴き比べると「よい」と感じる愛好家も多い。このようにヒトの持つ聴覚特性と個人の嗜好に拠るところの大きいオーディオ・アンプは、21世紀においてもオーディオ用真空管を用いるほうがトランジスタを用いるよりも簡単な構造で「好みの音」を得られる場合があり、自作[[オーディオマニア]]が真空管アンプを自作する例もよく見られる。これらのオーディオ用真空管は、[[中華人民共和国|中国]]や[[東ヨーロッパ|東欧]]諸国などで2013年現在も製造が続けられているほか、2010年に日本の高槻電器工業が35年ぶりに[[TA-300B]]、TA-274Bとして生産が行われており、2015年に日本の[[コルグ]]と[[ノリタケ伊勢電子]]が共同開発試作した[[蛍光表示管]]技術に基づく新型真空管「[[Nutube]]」が発表された。
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