「チェンバロ」の版間の差分
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撥弦鍵盤楽器の大きさや外形は多様であるが、発音機構の基本は共通している。
鍵を押し下げると、鍵の他端に
鍵から手を放すとジャックが下がる。このときプレクトラムは回転するタングに取り付けられているため弦を回り込んで下に戻る。ジャックが元の位置に戻るとジャック上部のダンパーによって弦の振動が止められる。
36行目:
鍵(1)は単純な[[梃子]]で、鍵にあけられた穴に差し込まれたバランスピン(24)を支点として動く。
ジャック(17)は
イタリアのチェンバロでは、ボックス・スライドと呼ばれる厚みのある単一のジャックガイドが用いられる。
[[File:Clavecin sautereau.svg|center|thumb|200px|図2: ジャック上部の概念図, (1) 弦, (2) タングの軸, (3) タング, (4) プレクトラム, (5) ダンパー]]
ジャックにはタング(図2-3)という
プレクトラムは通常ごく僅かに上方向に角度をつけて取り付けられ、弦の下ぎりぎりの位置に設置される。歴史的にはプレクトラムは[[ワタリガラス]] (raven) などの鳥の羽軸で作られていたが、現代では保守が容易な[[デルリン]]製のプレクトラムを用いる場合も多い。
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