「美女と野獣 (2017年の映画)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m ミーム的汚染の防止策
タグ: ビジュアルエディター モバイル編集 モバイルウェブ編集
m ミーム的汚染の防止策
タグ: ビジュアルエディター モバイル編集 モバイルウェブ編集
34行目:
[[ロココ]]時代の[[フランス]]。傲慢な王子が主催する舞踏会に一人の乞食が現れて「嵐で道に迷ったので、一晩泊めて欲しい」と頼み込み、一輪の薔薇を差し出す。王子は乞食の醜さを嘲笑い申し出を拒否したため、乞食は魔女の正体を表し、王子と家来たちに呪いをかける。王子は醜い野獣に姿を変えられ、家来たちは家具に姿を変えられた。魔女は王子に対し、「薔薇の花びらが全て落ちるまでに、愛し愛されることを学ばなければ、呪いは永遠に解けない」と告げ城を後にし、人々から王子たちの記憶を消し去ってしまう。
 
数年後、城の近くにあるヴィルヌーブ村では、父モーリスと共に暮らすベルという女性がいた。彼女は物語を読みふけり冒険を夢見る教養ある女性だったが、村の人々は彼女の教養を理解せず奇異の目で見ていた。そんなベルに一目惚れした村の英雄・ガストンは男らしさを見せつけて求婚するが、彼の下品さや乱暴さを嫌っている彼女は求婚を断る。ガストンは物乞いのアガットを指差して「未婚のまま父親が死んだら、生活する術がなくなり物乞いになるしかなくなるぞ」と語りかけるが、ベルはそのまま彼を追い返してしまう。翌朝、モーリスはオルゴールを売りに[[パリ]]に出かけるが、森の中で道に迷ってしまう。狼に追われたモーリスは森の中を逃げ回り、城に辿り着き一休みするが、喋るティーカップ(チップ)を見て驚き城を飛び出す。その際ベルから薔薇を土産に頼まれていたことを思い出したモーリスは、庭にある一輪の薔薇を取ったところを城の主・野獣810に見つかってしまい、彼に捕らえられ監禁されてしまう。モーリスの愛馬フィリップが彼を乗せずに戻って来たのを見たベルは、父の身に何かあったと感じ、フィリップに乗り村を飛び出す。城に辿り着いたベルは牢獄に捕らえられているモーリスと再会するが、父は城から逃げるようにベルに告げる。そこに野獣が現れ、モーリスを薔薇を盗んだ罪で終身刑になったことを告げる。ベルは身代わりに城に残る決意をし、モーリスの代わりに牢獄に入った。
 
野獣810の家来ルミエールは、ベルが呪いを解くための女性だと考え、コグスワースが引き留めるのを無視して彼女を牢獄から出して一室を与える。ルミエールたちはベルを晩餐会に誘うように野獣に提案し、野獣810はその通りにするが、彼女が断ったため怒り出してしまう。その夜、ルミエールたちはベルのために豪華な晩餐会を開き彼女と交流するが、晩餐会が終わった後、ベルは立ち入りを禁じられていた西の塔に入ってしまう。ベルは野獣810の居室で薔薇を見付け手を出そうとするが、野獣810に見付かり追い出される。野獣の乱暴な振る舞いに耐え切れなくなったベルはフィリップに乗り城を飛び出すが、途中で狼に見付かり襲われる。そこにベルを追いかけてきた野獣が現れ狼を追い払うが、野獣は狼に噛まれて負傷する。傷ついた野獣を見かねたベルは家に帰るのをやめ、彼を連れて城に戻り手当てを行う。その際にポット夫人から「ご主人様は心優しい人だったが、母親の死後、厳格な父親に育てられて傲慢になってしまった」と野獣の生い立ちを聞かされ心を痛める。実はベルもまた幼い頃に母親を亡くしており、モーリスから詳しい事を聞き出そうとしても毎回言葉を濁されてしまい、もどかしく思っていたのだった。ベルは野獣の怪我が治った後も城に留まり、野獣と交流する。野獣は魔女から贈られた魔法の本をベルに見せ、魔法の力で彼女と共にパリの街に旅立つ。二人はパリの街にある小さな家に到着するが、そこはヴィルヌーブ村に移住する前にモーリスが住んでいた場所だった。部屋には医者が[[ペスト]]治療を行う際に着けるマスクが置かれており、ベルは母親が生まれたばかりの自分を守るためにパリに残り死んだことを知る。互いの生い立ちを知った二人は、次第に慕い合うようになっていく。
 
一方、ヴィルヌーブ村に戻ったモーリスは、「ベルを助けるために野獣の城に来て欲しい」と人々に訴えるが、誰も彼の話を信じようとはしなかった。しかし、ベルとの結婚を認めさせる機会と考えたガストンは相棒のル・フウを連れてモーリスと共に城に向かうが、城への入り口が見付からずに右往左往するモーリスに対して怒りをぶつけてしまう。慌てて詫びるガストンだったが、モーリスはベルから聞かされていた以上に彼の野蛮で傍若無人な態度に怒り「娘との結婚は絶対に認めない」と言い放つ。逆上したガストンはモーリスを殴り倒し、森の中に放置して狼に襲わせようとする。ガストンとル・フウが立ち去った後、モーリスはアガットに助け出され村に戻り、自分を置き去りにしたガストンを責め立てる。しかし、ガストンは村の人々に対して「物乞いの証言など当てにならない」と反論し、モーリスを異常者扱いして精神病院に隔離しようとする。