「受胎告知 (エル・グレコ)」の版間の差分

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→‎ドーニャ・マリア・デ・アラゴン学院大祭壇画の受胎告知(1596年): プラド美術館にあることがわかりにくいので明示しました
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[[File:Anunciacion Prado(2).jpg|thumb|[[1596年]]-[[1600年]]<ref name="webgalleryofart" /><br />[[油彩]] 315cm×174cm<br />{{flagicon|SPA}}[[マドリッド]] [[プラド美術館]]]]
 
 
 現在、プラド美術館に所蔵されている。
{{仮リンク|プラド美術館所蔵のグレコによる受胎告知(1600年)|es|La anunciación (El Greco, Museo del Prado, 1600)}}
 
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一般的に受胎告知として知られるが、実際は学院の正式名称である「託身の我らが聖母」に対して捧げられたものである。このシーンは受胎したことを知らせる「告知」のシーンではなく、神の子がマリアの体内に宿った瞬間をえがいたものである。天井から溢れ出る光と中央で翼を広げる聖霊である鳩が、神秘の成就を示している{{sfn|大高|松原|2012|p=45}}。
 
本作は 修道院は、還俗、国有化の後に1814年、カディス議会の議場として使用された。その後祭壇画は解体され、作品は分散された。本作は、王立サンフェルナンドアカデミー、トリニダード美術館を経て、1873年ごろにプラド美術館に収蔵されている。元の祭壇画を再現するものは残っていないが、2011年時点でブカレスト国立美術館の《羊飼いの礼拝》とプラド美術館の《キリストの洗礼》と本作があったとする見解が強い<ref name="60p" />。
 
=== 来歴 ===