「先入観」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
句読点位置を統一
1行目:
'''先入観'''(せんにゅうかん)は、対象[[認識]]において、誤った認識や妥当性に欠ける[[評価]]・[[判断]]などの原因となる[[知識]]、または把握の枠組みを言う。そこから脱するには、すべての不確実なものを一度は疑うべきだと[[ルネ・デカルト|デカルト]]は述べている<ref>デカルト『デカルト』野田又夫 編、中央公論社(世界の名著・第27巻)1995年、331頁</ref>。人間は、通常、直接に対象に出会う以前に、他者の言葉とか、メディアの風説、書物などから得た、不十分な知識や、そこから導かれる対象に対する態度・把握の様式を持っているもので、その結果として、ネガティブな認識や対象に対する評価がもたらされるようなものを特に「先入観」という。広義(広域)的には、「既成概念」や「固定概念」なる言葉も この類に含まれる。
 
== 人間の認識の主観性 ==