「方解石」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Nanancom (会話 | 投稿記録)
m 語彙の訂正
23行目:
[[石灰岩]]の主成分鉱物で、[[鉱石]]として扱われる場合は[[石灰石]]、[[石材]]として扱われる場合は[[大理石]]と呼ばれる。[[変成岩]]である[[結晶質石灰岩]]では、方解石の細かな結晶が、[[再結晶]]して大きくなる。純粋なものは透明か白だが、不純物を含み色のついているものもあり、美しいものは大理石として珍重される。特に無色透明でな自形結晶のものは[[氷州石]]([[アイスランドスパー]])と呼ばれる(由来は透明度の高い方解石を[[アイスランド]]が多く産出することから)。
 
一般に知られる方解石は、[[劈開]]した後のマッチ箱を押しつぶしたような[[平行四辺形あるいはひし形六面体]]の結晶体で、[[複屈折]](透明な方解石を通して向こう側を見ると二重に見える光学的特徴)をおこす鉱物として知られており、純粋なものは光学用に用いられる。欧州では、羅針盤が存在しない時代、この複屈折を利用して曇天、雨天時でも太陽の位置を調べることができるコンパスとして用いられていた<ref>{{Cite news|url=http://www.afpbb.com/articles/-/2838887|title=バイキングの伝説の石「サンストーン」、実際の航海に使用 仏研究|work=AFPBBNews|publisher=フランス通信社
|date=2011-11-04|accessdate=2014-05-14}}</ref>。