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== ことわざ ==
[[日本語]]では、物事を諦めなくてはならない時のことを「年貢の納め時」という。何とかして年貢納入を回避しようと、庶民が必死に努力していたことを物語っている。
 
== 備考 ==
 
* ヨーロッパの中世と比較した場合、ヨーロッパの封建諸侯は所領から収入を確保するためには、原則として、その地に在り、散在する所領をめぐって、所領確保・耕作者確保を行い、経営を管理すべく、多大な努力を傾注しなければならなかったが(後述書 p.231)、それに対し、日本の中世における荘園領主達は、所領の経営を現地勢力にゆだね、現地に赴くことはほとんど無かった(後述書 p.231)。それにもかかわらず、耕作者達は収穫の中から年貢、その他の貢納物を納め、現地管理者達はそれを京へ送り、それぞれの立場から荘園というシステムを機能させていた(新田一郎 『日本の歴史11 太平記の時代』 講談社 2001年 ISBN 4-06-268911-1 p.231)。
 
== 脚注 ==