「イヌワシ」の版間の差分
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書誌情報 |
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|status = LC
|status_ref = <ref name="cites">[https://cites.org/eng/app/appendices.php Appendices I, II and III]<http://www.cites.org/>（accessed December 17, 2015）
</ref><ref name="iucn">BirdLife International. 2015. ''Aquila chrysaetos''. The IUCN Red List of Threatened Species 2015: e.T22696060A80364370.
|status_text = [[絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約|ワシントン条約]]附属書II
|目 = [[タカ目]] [[w:Accipitriformes|Accipitriformes]]
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}}
'''イヌワシ'''（犬鷲<ref name="fn1">安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、[[山と渓谷|山と溪谷社]]、
== 分布 ==
[[アフリカ大陸]]北部、[[北アメリカ大陸]]北部、[[ユーラシア大陸]]<ref name="fn2">五百沢日丸 『日本の鳥550 山野の鳥 増補改訂版』、[[文一総合出版]]、
冬季に南下することもある<ref name="fn4"/>。日本では亜種イヌワシが周年生息する（留鳥）<ref name="fn2"/><ref name="fn5">高野伸二 『フィールドガイド 日本の野鳥 増補改訂版』、[[日本野鳥の会]]、[[2007年]]、168-169頁。</ref><ref name="fn6">中村登流監修 『原色ワイド図鑑4 鳥』、[[学研ホールディングス|学習研究社]]、
== 形態 ==
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== 分類 ==
以下の分類はClements Checklist v2015・IOC World Bird List v 5.1に共通する亜種の分類で、記載年はIOC World Bird List v 5.1、分布はClements Checklist v2015に従う<ref>Clements, J.F.; et al. "[http://www.birds.cornell.edu/clementschecklist/download/ Clements checklist of birds of the world: v2015] (Excel spreadsheet). (Retrieved 17 December 2015).</ref><ref>[http://www.worldbirdnames.org/bow/raptors/ New World vultures, Secretarybird, kites, hawks & eagles], Gill F & D Donsker (Eds). 2015. IOC World Bird List (v 5.1).
;''Aquila chrysaetos chrysaetos'' (Linnaeus, 1758)
:シベリア・アルタイ山脈
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:イベリア半島、アフリカ大陸北西部からイランにかけて
;''Aquila chrysaetos japonica'' Severtzov, 1888 イヌワシ
:[[大韓民国]]、[[朝鮮民主主義人民共和国]]、
;''Aquila chrysaetos kamtschatica'' Severtzov, 1888
:シベリア・アルタイ山脈からカムチャッカ半島にかけて
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日本のイヌワシは、1990年代から繁殖成功率が低下している<ref>日本イヌワシ研究会「[http://srge.info/category/report/rpt-research 生息・繁殖状況調査報告]」、2015年4月閲覧。</ref>。イヌワシの採餌にとっては、視界と飛行に適した開けた草地が適しており、森林で覆われると子育てのための餌の量が不足する。かつて伐採、放牧、そして採草のための火入れで維持されていた開けた場所が、林業・畜産の衰退で森林に変わったことがその原因ではないかと考えられている<ref>岡惠介「北上山地の景観と環境」52-54頁。</ref>。21世紀に入って、日本の各地で間伐などによるイヌワシの餌場作りが試行されている<ref>前田琢「森林の帯状間伐によるイヌワシの採餌場所整備効果の検討」。石間妙子・関島 恒夫・大石麻美・阿部聖哉・松木吏弓・梨本真・竹内亨・井上武亮・前田琢・由井正敏「イヌワシの餌場再生を目指した森林管理計画の立案」。</ref>。
日本では[[1965年]]（昭和40年）に種として国の天然記念物、[[1976年]]（昭和51年）に[[岩泉町]]と[[北上町]]が「イヌワシ繁殖地」として国の天然記念物に指定されている<ref name="fn3"/>。[[1993年]]（平成5年）に[[絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律|種の保存法]]施行に伴い国内[[希少野生動植物種]]に指定<ref name="env">[http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/sp-list.html 特定動物リスト (動物の愛護と適切な管理)] [http://www.env.go.jp/nature/yasei/hozonho/list_domestic.pdf 国内希少野生動植物種]（[http://www.env.go.jp/index.html 環境省]・2015年12月18日に利用）</ref>、また[[動物の愛護及び管理に関する法律|動物愛護管理法]]の[[特定動物]]に指定されている<ref name="env"/>。
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*[[東北地方]]にも生息することから、東北地方のスポーツチームのシンボルとして使用されることが多い。
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**また、同じく宮城県のプロ野球チームである[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]はチーム名にイヌワシの英名である「ゴールデンイーグル」を用い、マスコットのクラッチとクラッチーナもイヌワシをモチーフとしている。
**東北楽天ゴールデンイーグルスの試合の前に、イヌワシを球場で飛ばす「イーグルフライト」というイベントが行われることがある。
*[[1973年]]（昭和48年）11月19日発売の90円[[日本の普通切手|普通切手]]の意匠になった。
*[[キルギス]]では[[オオカミ]]狩に使われることがある<ref>Soma, Takuya. 2012. ‘The Art of Horse-Riding Falconry by Altai-Kazakh Falconers’. In HERITAGE 2012 (vol.2) - Proceedings of the 3rd International Conference on Heritage and Sustainable Development, edited by Rogério Amoêda, Sérgio Lira, & Cristina Pinheiro, 1499-1506. Porto (Portugal): Green Line Institute for Sustainable Development <E-Book ISBN 978-989-95671-8-4>.</ref><ref>Soma, Takuya. 2012. ‘Contemporary Falconry in Altai-Kazakh in Western Mongolia’, The International Journal of Intangible Heritage (vol.7), pp. 103–111 [http://www.ijih.org/volumeMgr.ijih?cmd=volumeView&volNo=7&manuType=02]</ref><ref>相馬拓也2012「[https://www.academia.edu/16868976/%E7%9B%B8%E9%A6%AC%E6%8B%93%E4%B9%9F_2015_%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%AB%E8%A5%BF%E9%83%A8%E3%83%90%E3%83%A4%E3%83%B3_%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E7%9C%8C%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%83%A4%E3%82%AE%E3%81%A8%E7%89%A7%E7%95%9C%E6%B0%91%E3%81%AE%E6%96%B0%E3%81%9F%E3%81%AA%E9%96%A2%E4%BF%82_%E3%83%92%E3%83%88%E3%81%A8%E5%8B%95%E7%89%A9%E3%81%AE%E9%96%A2%E4%BF%82%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E8%AA%8C_vol.41_pp._47-57 アルタイ＝カザフ鷹匠による騎馬鷹狩猟: イヌワシと鷹匠の夏季生活誌についての基礎調査]」『ヒトと動物の関係学会誌
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* 岡惠介「北上山地の景観と環境 山里の暮らしが作った景観」、『季刊東北学』第20号、2009年夏。
* 前田琢、「{{PDFlink|[
* 由井正敏
* 石間妙子
== 関連項目 ==
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