「国鉄C58形蒸気機関車」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
169行目:
[[File:Japanese-national-railways-C58-239-20121030.jpg|thumb|岩手県営運動公園にて保存されていた頃のC58 239]]
 
C58 239は1940年6月に川崎車輛(現・川崎重工業車両カンパニー)で新製。名古屋鉄道局に配属<ref group="注">当機の落成日・初配置機関区は不明。次番のC58 240は6月27日落成、稲沢機関区配属。</ref>。1941年に奈良機関区所属を経て1943年5月に宮古機関区へ転属した。1970年2月28日の[[山田線]]無煙化記念列車を牽引した後、[[盛岡車両センター|盛岡機関区]]へ転属し[[八戸線]]などで運用された1973年5月1日に廃車となり、同年から岩手県営運動公園内交通公園にて[[国鉄オハ35系客車|オハ35 2001]]および[[有蓋車]]「[[国鉄ワム80000形貨車|ワム187953]]」と連結された3両編成の[[貨物列車#混合列車|混合列車]]の状態で、ともに静態保存された。
 
交通公園内では、車両上部を覆う屋根が掛けられ風雨や積雪から守られていた。付近の道路からも見える位置に置かれ、公園内でも「手が汚れるから触れるな」という注意書きが書かれている程度で立入や近寄りを禁止する柵はなく、動輪や連結棒も間近で見ることができる状態で保存されていた。連結されていた客車に至っては学校などの行事などで見学の申し出をすれば車内に立ち入ることもでき、落下式トイレも見学できるなど、静態保存車でありながら住民にとっては身近な存在であった。保管中は、元SL運転士らの団体が定期的に清掃を行い、あわせて可動部分などへ給脂を行うなど、静態保存車としてはの中でも厚遇されている個体であった。
 
JR東日本は、[[東日本大震災]]からの観光復興を後押しする目的で、[[2013年]]度冬以降の営業運転開始を目指して当機を復元させる予定であることを2012年10月に発表した<ref>[http://www.jreast.co.jp/press/2012/20121003.pdf 東北でSLが復活します!〜SL銀河鉄道(仮称)〜] 東日本旅客鉄道 2012年10月12日</ref>。同年12月4日に復元のために大宮総合車両センターへ向けて陸送され<ref>[http://railf.jp/news/2012/12/05/150000.html C58 239が搬出・陸送される] railf.jp 鉄道ニュース 2012年12月5日</ref>約1年に渡る復元工事を実施。2013年12月12日に火入れ式が実施され、1972年5月の廃車以来41年ぶりに当機のボイラーに火が灯された後、翌週の12月20日から数日間に渡って構内試運転が行われた。2014年1月6日に[[盛岡車両センター]]所属として車籍復帰し、翌7日に同所を出場した<ref>[http://railf.jp/news/2014/01/08/090000.html C58 239、高崎へ] railf.jp 鉄道ニュース 2014年1月8日</ref>。尚、本機の復活に併せて、機関区跡地に放置されていた[[転車台]]も復活しており、こちらも話題となった。