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[[風水]]と同じく[[中国]]から伝来したが、[[日本]]の[[神仏習合]]思想{{Sfn|小池康寿『日本人なら知っておきたい正しい家相の本』|2015|p11}}が深く関わりをもち、日本独自の発展をしたものである{{Sfn|小池康寿『日本人なら知っておきたい正しい家相の本』|2015|p11}}。[[太極]]思想{{Sfn|小池康寿『日本人なら知っておきたい正しい家相の本』|2015|p50}}、陰陽道も大きく影響した<ref name="978-4642074827-P67">{{cite book|和書|author=佐野賢治ほか|title=現代民俗学入門|publisher=吉川弘文館|year=1996|page=67|isbn=978-4642074827}}</ref>。陰陽道の最盛期といわれる[[平安時代]]中期頃から{{Sfn|小池|2015|p=36}}、病気や疾病、地震、火災、天災など、すべてを神の祟りが起こすものと考えられ、祟りを起こす神の存在を鬼に例えて恐れたといわれる{{Sfn|小池|2015|p=36}}。鎌倉時代前期に著された「陰陽道旧記抄」に「竈、門、井、厠、者家神也云々」{{Sfn|小池|2015|p=37}}とあり、井戸、竈、厠など、病気に直結する場所を神格化{{Sfn|小池康寿『日本人なら知っておきたい正しい家相の本』|2015|p50}}させ、諸々の[[宅神]]から祟りをうけぬよう[[祭祀]]を行ったことが家相の原点である{{Sfn|小池|2015|p36}}。
 
== 日本で家相歴史原点 ==
宮城を造営する際、君主が世界を支配する中心点として基になる[[太極殿]]を建て、{{Sfn|小池|2015|p=50}}当時を模して建てたものの代表的なものに、[[平安神宮]][[外拝殿]]がある{{Sfn|小池|2015|p=50}}。
[[太極]]が、万物の根源、陰陽の根源とつながるものと考えられ、万物には当然のごとく神が宿ることから、そこに建てる重要な柱を[[太極柱]]と呼ぶことになる。{{Sfn|小池|2015|p=51}}。地方によっては、[[大国主]]の神をお祀りすることから[[大黒柱]]ともいい、太い柱を大黒柱と一概にいうわけではない、記述がある。{{Sfn|小池|2015|p=50}}