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== 概要 ==
陣屋は、[[江戸幕府]]の代官頭であった[[彦坂元正]]によって、[[大山道|大山街道]](柏尾通り大山道)に沿った、[[阿久和川]]の右手の丘陵部分に築かれた。この地点は相模国・[[武蔵国]]の国境に接した場所で、かつて[[後北条氏]]の出城であった[[岡津城|岡津城址]]に築かれた構えを利用している。子易川と阿久和川を利用し、堀が南と西に巡り、東側には比較的高い[[土塁]]があり、北側には大規模な[[空堀]]により、四方が堅められていた。
 
岡津に陣屋を置き在地支配の拠点としたのは、鎌倉という街と宗教権門勢力を押え、さらに江戸の南、[[東海道]]を押さえる目的であったと思われる<ref>中丸和伯『神奈川県の歴史』山川出版社<県史シリーズ>、1980年(150ページ)</ref>。