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[[ファイル:国産み.jpg|thumb|{{Anchors|伊弉諾神宮石碑_画像}}「日本遺産 國生みの島・淡路」碑/[[伊弉諾神宮]](兵庫県[[淡路市]][[多賀 (淡路市)|多賀]])大鳥居横に所在。[[日本遺産]]認定を機に<ref name="産経_20170924">{{Cite news |和書 |date=2017-09-24 |title=伊弉諾神宮で日本遺産記念の石碑除幕式 淡路島 |url=https://www.sankei.com/region/news/170924/rgn1709240022-n1.html |publisher=[[産業経済新聞社]] |newspaper=産経デジタル |accessdate=2019-10-17 }}</ref>、2017年(平成29年)9月23日建立{{r|産経_20170924}}。]]
 
'''国生み'''/'''国産み'''{{Refnest|group=注|[[仮名交じり文|仮名交じり]]の現代表記としては「国生み」と「国産み」の2種類がある。『[[古事記]]』は「以爲生成國土生奈何」と記しているので、同書に準拠した表記は「国生み」ということになる。[[神社本庁]]<ref name="本庁">[[#神社本庁|神社本庁]]</ref>を始め、"当事者"たる二神を祀る[[伊弉諾神宮]]<ref name="伊弉諾神宮_由緒">[[#伊弉諾神宮_由緒|伊弉諾神宮 由緒]]</ref>と[[多賀大社]]<ref name="多賀大社_由緒">[[#多賀大社_由緒|多賀大社 由緒]]</ref>も、「国生み」と表記している(※碑文などで[[旧字体]]であったりはする)。研究者では岡本雅享(社会学者){{Sfn|岡本|2010}}なども例に挙げておく<!--※もっと有名な方を複数人挙げていただくと助かります。-->。<!--※「国産み」の有効な出典が示せていません。あれば記載を。-->}}(くにうみ)とは、[[日本神話]]を構成する[[神話]]の一つ。日本の国土[[創世]][[物語|譚]]である。'''国生み神話'''ともいう<ref name="kb_">{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/国生み神話 |title=国生み神話 |publisher=コトバンク |author=[[平凡社]]『[[世界大百科事典]]』第2版 |accessdate=2019-10-22 }}</ref>。
[[イザナギ]]と[[イザナミ]]の2[[神 (神道)|神]]<!--独自研究の追加はお止め下さい -->が天の橋に立ち、[[矛]]で混沌をかき混ぜて[[島]]を造る。『[[古事記]]』などでは、その後、2神で島を産む。
 
なお、国生みの話の後には[[神産み|神生み/神産み]](かみうみ)が続く。
 
本項では日本神話における国生みの物語を紐解いてゆくが、それは「[[八島|大八島]]/大八洲(おおやしま)」<ref name="kb_大八島">{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/大八島・大八洲 |title=大八島・大八洲 |publisher=コトバンク |author=[[小学館]]『精選版 [[日本国語大辞典]]』 |accessdate=2019-10-22 }}</ref>すなわち日本の島々([[日本列島]])の、神話的の形成過程を読み解くことになる。
 
== あらすじ ==
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二神は淤能碁呂島に降り、[[結婚]]する{{Sfn|戸部|2003|pp=17-18}}。まず淤能碁呂島に「天の御柱(みはしら)」と「八尋殿(やひろどの、広大な殿舎)」を建てた。『古事記』から引用すると、以下のようになる。
 
{{Anchors|古事記原文_国生み}}{{Quotation|《[[原文| 原 文 ]]》 {{small|※字は[[旧字体]]。[[約物]]は現代の補足。}}<br />(...略...)於其嶋天降坐而、見立天之御柱、見立八尋殿。於是、問其妹伊邪那美命曰「汝身者、如何成。」 答曰「吾身者、成成不成合處一處在。」 爾伊邪那岐命詔「我身者、成成而成餘處一處在。故以此吾身成餘處、刺塞汝身不成合處而、以爲生成國土、生奈何。」 伊邪那美命答曰「然善。」 爾伊邪那岐命詔「然者、吾與汝行廻逢是天之御柱而、爲美斗能麻具波比。」(...略...)   ──''『古事記』{{ruby|上卷|かみつまき}}(上巻-二)''<hr />《[[原文#書き下し|書き下し文]]》 {{small|※字は[[新字体]]、文は[[文語体]]。[[振り仮名]]は[[歴史的仮名遣]]。}}<br />{{ruby|其|そ}}の{{ruby|島|しま}}に{{ruby|天降|あまお}}りまして{{Refnest|group=注|「天降る(あまおる)」は「天上から下界へ(あまおる)」の[[転訛]]形で<ref name="kb_天降る">{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/天降る |title=天降る |publisher=コトバンク |accessdate=2019-10-22 }}</ref>。振り仮名は[[転訛]]形「天上から下界へ(あもる)でも正しいの意{{r|kb_天降る}}。}}、{{ruby|天之御柱|あめのみはしら}}を{{ruby|見立|みた}}て{{Refnest|group=注|ここでの「見立てる(みたてる)」は、「しっかり見定めて立てる」の意<ref name="kb_見立">{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/見立 |title=見立 |publisher=コトバンク |author=[[小学館]]『精選版 [[日本国語大辞典]]』 |accessdate=2019-10-22 }}</ref>。}}、{{ruby|八尋殿|やひろどの}}を見立てたまひき。{{ruby|是|ここ}}に{{ruby|其|そ}}の{{ruby|妹|いも}}{{Efn2|name=妹|group=注|『古事記』だけを取っても[[上代日本語]]の「[[妹#語彙|妹(いも)]]」には複数の語義があるが、ここ(国生み)では、男性から「結婚の対象となる女性」または「結婚相手の女性」を指す語であって、「妹(いもうと)」や「同腹の姉妹」のことではないとされる<ref name="kb_妹">{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/妹 |title=いも【妹】 - 妹 |publisher=コトバンク |author=小学館『精選版 日本国語大辞典』 |accessdate=2019-10-22 }}</ref>。したがって、これを現代語に訳すに当たって「妹(いもうと)」とするのは正しくなく、控えめに言っても言葉が全然足りない。本項では単に「二神のうちの女の神のほう」という意味しかもたないよう「女神」と訳した。国生みに際して妻となった伊耶那美命は妹であったかもしれないが、そうでなかったかも知れず、それについて神話は何も語っていない。}} {{ruby|伊耶那美命|いざなみのみこと}}に問ひたまひしく、「{{ruby|汝|な}}が{{ruby|身|み}}は、{{ruby|如何|いかに}}<!--※「如何」で「いかに」と読む。-->{{ruby|成|な}}れる。」と問ひたまへば、答へたまはく、「{{ruby|吾|あ}}が身は{{ruby|成|な}}り{{ruby|成|な}}りて、{{ruby|成|な}}り{{ruby|合|あ}}はざる{{ruby|処|ところ}} {{ruby|一処|ひとところ}}あり。」と{{ruby|答曰|まを}}したまひき。{{ruby|爾|ここ}}に{{ruby|伊耶那岐命|いざなぎのみこと}}{{ruby|詔|の}}りたまひしく、「{{ruby|我|わ}}が身は成り成りて成り{{ruby|余|あま}}れる{{ruby|処|ところ}} {{ruby|一処|ひとところ}}あり。{{ruby|故|かれ}}{{ruby|此|こ}}の{{ruby|吾|あ}}が身の成り余れる{{ruby|処|ところ}}を{{ruby|以|も}}て、{{ruby|汝|な}}が身の成り合はぬ処に刺し{{ruby|塞|ふた}}ぎて、{{ruby|国土|くに}}生み成さむと{{ruby|以為|おも}}ほすは{{ruby|奈何|いかに}}<!--※「奈何」で「いかに」と読む。-->。」とのりたまへば、{{ruby|伊耶那美命|いざなみのみこと}}答へたまはく、「{{ruby|然|しか}}るに{{ruby|善|よ}}けむ。」と{{ruby|答曰|まを}}したまひき。{{ruby|爾|ここ}}に{{ruby|伊耶那岐命|いざなぎのみこと}}{{ruby|詔|の}}りたまひしく、「{{ruby|然者|しからば}}、{{ruby|吾|あ}}と{{ruby|汝|な}}と{{ruby|是|こ}}の{{ruby|天之御柱|あめのみはしら}}を{{ruby|行|ゆ}}き{{ruby|廻|めぐ}}り{{ruby|逢|あ}}ひて、みとのまぐはひ{{ruby|為|せ}}む。」とのりたまひき。<hr />《[[原文#現代日本語訳|口語解釈例]]》 {{small|※文は[[口語]]体。角括弧[ ]内は補足文。丸括弧( )内は解説文。振り仮名は[[現代仮名遣い]]。}}<br />[伊邪那岐命と伊耶那美命は]その島(※{{ruby|[[オノゴロ島|淤能碁呂島]]|おのごろじま}}のこと)に{{ruby|天降|あまくだ}}って、{{ruby|天の御柱|あめのみはしら}}(※天を支える柱)<ref>{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/天の御柱 |title=天の御柱 |publisher=コトバンク |author=小学館『精選版 日本国語大辞典』 |accessdate=2019-10-22 }}</ref>と{{ruby|八尋殿|やひろどの}}(※いく{{ruby|[[尋#日本|尋]]|ひろ}}もある広い殿舎)<ref>{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/八尋殿 |title=八尋殿 |publisher=コトバンク |author=小学館『精選版 日本国語大辞典』 |accessdate=2019-10-22 }}</ref>を、しっかり見定めてお建てになった。ここで[伊耶那岐命が]女神{{Efn2|name=妹|group=注}}・伊耶那美命に「あなたの身体はどのようにできているか」とお尋ねになると、伊耶那美命は「私の身体にはどんどん出来上がって[それでも]足りない処(※成長し切っていながら隙間が合わさって塞がることのない処。[[女性器|女陰]]のこと)が1箇所ある」とお答えになった。そこで、伊邪那岐命は「私の身体にはどんどん出来上がって余っている処(※成長し切って余分にできている処。[[陰茎|男根]]のこと)が1箇所ある。そこで、この私の成長して余った処であなたの成長して足りない処を刺して塞いで国土を生みたいと思う。生むのはどうか。」と仰せになった。伊耶那美命は「それは善いことでしょう」とお答えになった。そこで、伊邪那岐命は「それならば、私とあなたとで、この天の御柱の周りを巡って出逢い、みとのまぐわい(※{{ruby|御陰|みと}}の{{ruby|目合|まぐわい}}、陰部の交わり{{Refnest|group=注|「みと」の「み」は[[敬意]]の[[接頭語]]、「と」は男性・女性の「[[陰部]]」。「まぐはひ」は男女の「目合(まぐわい)」、すなわち「男女の関係を結ぶこと」「[[性交]]」を意味する。<ref name="kb_みとのまぐわい">{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/みとのまぐわい |title=みとのまぐわい |publisher=コトバンク |author=小学館『精選版 日本国語大辞典』、ほか |accessdate=2019-10-22 }}</ref>}})をしよう。」とお答えになった。}}
 
{{Anchors|古事記_みとのまぐわい}}このようにして、二神は男女として交わることになる。伊邪那岐は左回りに伊邪那美は右回りに天の御柱の周囲を巡り、そうして出逢った所で、伊邪那美が先に「阿那迩夜志愛袁登古袁(あなにやし、[[wikt:えをとこ|えをとこ]]を。意:ああ、なんという愛男〈愛おしい男、素晴らしい男〉だろう)」<ref>{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/あなにやし |title=あなにやし |publisher=コトバンク |accessdate=2019-10-22 }}</ref><ref>{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/愛男 |title=愛男 |publisher=コトバンク |accessdate=2019-10-22 }}</ref>と伊邪那岐を褒め、次に伊耶那岐が「阿那邇夜志愛袁登売袁(あなにやし、[[wikt:えをとめ|えをとめ]]を。意:ああ、なんという愛女〈愛おしい[[乙女]]、素晴らしい乙女〉だろう)」と伊邪那美を褒めてから、二神は目合った([[性行為|性交]]した)。しかし、女性である伊邪那美のほうから誘ったため、正しい交わりでなかったということで、まともな子供が生まれなかった。二神は、最初に生まれた不具の子である水蛭子([[ヒルコ]])を[[ヨシ#船|葦船]]{{small|(あしぶね)}}(※『日本書紀』の場合は、堅固な[[クスノキ|樟{{small|(くす)}}]]で作った船『天磐櫲樟船〈あまのいわくすぶね〉』になっている<ref name="kb_天の磐樟船">{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/天の磐樟船 |title=天の磐樟船 |publisher=コトバンク |author=小学館『精選版 日本国語大辞典』、ほか |accessdate=2019-10-22 }}</ref>)に乗せて流してしまい、次に[[淡島神|淡島]](アワシマ)<ref group="注">[[歴史的仮名遣]]では「アハシマ」、[[現代仮名遣い]]では「アワシマ」</ref>が生まれたが、(明記こそされていないものの)またしても不具の子であったらしく、ヒルコともども伊邪那岐・伊邪那美の子供のうちに数えられていない{{Sfn|戸部|2003|pp=17-18}}。
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悩んだ二神は別天津神の下へと赴き、まともな子が生まれない理由を尋ねたところ、[[占い]]により、女から誘うのがよくなかったとされた。そのため、二神は淤能碁呂島に戻り、今度は男性である伊邪那岐のほうから誘って再び目合った{{Sfn|戸部|2003|pp=18-20}}。
 
==== 島み ====
{{Anchors|島産み}}
[[ファイル:Land Creation myths of Japan.svg|thumb|300px|国生み神話 [[media:Land Creation myths of Japan.svg|SVGで表示(対応ブラウザのみ)]]]]
ここからこの二神は、大八島を構成する島々を生み出していった。んだ島を順に記すと下のとおり{{Sfn|戸部|2003|pp=20-21}}。
: ※[[振り仮名]]は、[[平仮名]]が[[現代仮名遣い]]、[[片仮名]]は[[歴史的仮名遣]]で、前者と差異がある場合にのみ表記する。
 
# 淡道之穂之狭別島(あはぢわじのほのさわけのしま):、アハヂノホノサワケシマ) - [[淡路島]]
# 伊予之二名島(いよのふたなのしま):) - [[四国]]
#* 胴体が1つで、顔が4つある。顔のそれぞれの名は以下の通り。
#** 愛比売(えひめ):) - [[伊予国]]
#** 飯依比古(いよりひこ):、イヒヨリヒコ) - [[讃岐国]]
#** [[オオゲツヒメ|大宜都比売]](おげつひめ):、オホゲツヒメ) - [[阿波国]](後に食物神としても登場する)
#** 建依別(たけよりわけ):) - [[土佐国]]
# 隠伎之三子島(おきのみつごのしま):) - [[隠岐島]]
#* 別名は天之忍許呂別(あめのおしころわけ)
# 筑紫島(つくしのしま):) - [[九州]]
#* 胴体が1つで、顔が4つある。顔のそれぞれの名は以下の通り。
#** 白日別(しらひわけ):) - [[筑紫国]]
#** [[豊日別]](とよひわけ):) - [[豊国]]
#** 建日向日豊久士比泥別(たけひむかとよくじひねわけ):、タケヒムカヒトヨクジヒネワケ) - [[肥国]]
#** 建日別(たけひわけ):) - [[熊曽国]]
# 伊伎島(いきのしま):) - [[壱岐島]]
#* 別名は天比登都柱(あめひとつばしら)
# 津島(つしま):) - [[対馬]]
#* 別名は天之狭手依比売(あめのさでよりひめ)
# 佐度島(さどのしま):) - [[佐渡島]]
# 大倭豊秋津島(おやまととよあきつしま):、オホヤマトトヨアキツシマ) - [[本州]]
#* 別名は天御虚空豊秋津根別(あまつみそらとよあきつねわけ)
 
以上の八島が最初に生成されたため、日本を'''大八島国'''(おおやしまのくに、オホヤシマノクニ'''という。二神は続けて6島を産む{{Sfn|戸部|2003|pp=21-22}}。
 
# 吉備児島(きびのこじま):) - [[児島半島]](半島となったのは[[江戸時代]]で、それ以前は島であった)
#* 別名は建日方別(たけひかたわけ)
# 小豆島(あきじま):、アヅキジマ) - [[小豆島]]
#* 別名は[[大野手比売]](おひめ、オホヌテヒメ
# 大島(おしま):、オホシマ) - [[屋代島]](周防大島)
#* 別名は大多麻流別(おたまるわけ、オホタマルワケ
# 女島(ひめじま):) - [[姫島 (大分県)|姫島]]
#* 別名は天一根(あめひとつね)
# 知訶島(ちかのしま):) - [[五島列島]]
#* 別名は天之忍男(あめのおしお、アメノオシヲ
# 両児島(ふたごのしま):) - [[男女群島]]
#* 別名は天両屋(あめふたや)
<!--
以上のように出雲国のあった中国地方を取り囲むように島々をんだ。
-->
 
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== 比較表 ==
ここでは『古事記』と『日本書紀』を国生みの順に沿って比較する。漢字表記は当時の表記、あるいは、その代表的一例({{small|※現状では編集が徹底しておらず、表記揺れがある}}<!--※個人的には、当時の表記は揺れが多すぎるので一つに絞るのには適していないと考えます。Cyclops:2019-10-22。-->)。[[振り仮名]]は、[[平仮名]]が[[現代仮名遣い]]、[[片仮名]]は[[歴史的仮名遣]]で、前者と差異がある場合にのみ表記する。
『古事記』『日本書紀』を国生み順に比較したものである。
 
{| class="wikitable"
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!本文!!一書第1!!一書第2!!一書第3!!一書第4!!一書第5
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| {{ruby|淡道之穂之狭別嶋|あわじのほのさわけのしま|rtc=アワヂノホノサワケノシマ}} || {{ruby|淡路洲|あわじしま|rtc=アワヂシマ}} || {{ruby|大日本豐秋津洲|おおやまととよあきつしま|rtc=オホヤマトトヨアキツシマ}} <ref name="kb_大日本豊秋津洲">{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/大日本豊秋津洲 |title=大日本豊秋津洲 |publisher=コトバンク |accessdate=2019-10-22 }}</ref> || 淡路洲、{{ruby|淡洲|あわしま|rtc=アハシマ}} ||淡路洲 || 淡路洲 || 淡路洲
|淡道之穂之狭別島||淡路洲||大日本豐秋津洲||淡路洲・淡洲||淡路洲||淡路洲||淡路洲
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| {{ruby|伊豫之二名島|いよのふたなしま}} ||大日本豐秋津洲||淡路洲||大日本豐秋津洲||大日本豐秋津洲||大日本豐秋津洲||大日本豐秋津洲
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| {{ruby|隱伎之三子島|おきのみつごのしま}} || {{ruby|伊豫二名洲|いよのふたなしま}} || 伊豫二名洲 || {{ruby|伊豫洲|いよのしま}} || 伊豫二名洲 || 伊豫二名洲 || 淡洲
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| {{ruby|筑紫島|つくししま}} || {{ruby|筑紫洲|つくししま}} || 筑紫洲 || 筑紫洲 || {{ruby|億岐洲|おきのしま}} || 筑紫洲 || 伊豫二名洲
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| {{ruby|伊岐島|いきのしま}} || 億岐洲、{{ruby|佐度洲|さどのしま}} || {{ruby|億岐三子洲|おきのみつごのしま}} || 億岐洲佐度洲 || 佐度洲 || {{ruby|吉備子洲|きびのこしま}} || 億岐三子洲
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| {{ruby|津島|つしま}} || {{ruby|越洲|こしのしま}} ||佐度洲||越洲||筑紫洲||億岐洲佐度洲||佐度洲
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| {{ruby|佐度島渡嶋|さどのしま}} || {{ruby|大洲|おおしま|rtc=オホシマ}} || 越洲 || 大洲 || {{ruby|壹岐洲|いきのしま}} || 越洲 || 筑紫洲
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| {{ruby|大倭豐秋津島|おおやまととよあきつしま|rtc=オホヤマトトヨアキツシマ}} ||吉備子洲||吉備子洲|| {{ruby|子洲|こしま}} || {{ruby|對馬洲|つしま}} ||||吉備子洲
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| {{ruby|吉備兒島|きびのこじま}} ||||||||||||大洲
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| {{ruby|小豆島|あずきじま|rtc=アヅキジマ}} ||||||||||||
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| {{ruby|大島|おおしま|rtc=オホシマ}} ||||||||||||
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| {{ruby|女島|ひめじま}} ||||||||||||
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| {{ruby|知訶島|ちかのしま}} ||||||||||||
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| {{ruby|兩兒島|ふたごのしま}} |||||||||||||
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