「オートバイ用エンジン」の版間の差分
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実用性を重視した車種では、安価で低燃費かつ整備がしやすい、小排気量の単気筒エンジンが搭載される場合が多い。趣味性の高い車種では、排気量の大きな物や複雑な機構を採用した物などが採用され、エンジン特性や運転音、外観などに趣味性を求められる場合が多い。オートバイはエンジンが露出して搭載されている場合が多く、デザインの一部ともなっている。[[シリンダー]]構成や[[シリンダーヘッド]]の種別、冷却形式や[[エキゾーストパイプ]]の構成などを外観から識別可能である。
1990年代以降に市販されているオートバイのエンジンは[[レシプロエンジン]]
搭載方向は[[クランクシャフト]]が進行方向に対して横向きの[[横置きエンジン]]が多いが、[[縦置きエンジン]]の車種も存在する。オートバイのメーカーによっては、ある特定のエンジン形式に特化した製品構成を持ち、そのメーカーの伝統とされることもある。[[アメリカ]]の[[ハーレーダビッドソン]]による[[横置きエンジン|横置き]]の狭角[[V型2気筒]]エンジン、[[イタリア]]の[[モト・グッツィ]]による[[縦置きエンジン|縦置き]]90度[[V型2気筒]]エンジンなどが代表的な例である。
近年では[[電動機]]を搭載した[[電動オートバイ]]も登場している。
== 歴史 ==
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:{{Main|直列3気筒}}
:オートバイ用エンジンとしての3気筒エンジンは少数派で、現在市販されているものは直列三気筒のみである。'''トリプル'''とも呼ばれる。
:4ストロークエンジンでは、古くはイギリス・[[:en:Hinckley|ヒンクレー]]に本拠を置く[[トライアンフ (エンジン)|トライアンフ]]の直列3気筒がその名を広く轟かせていた。トライアンフは幾度かの変遷を経て2004年に総排気量2300ccにも及ぶ[[:en:Triumph_Rocket_III|トライアンフ・ロケットIII]]を発売している。ヨーロッパではトライアンフの他にイタリアの[[ベネリ]]社が[[:en:Benelli Tre 1130 K|ベネリ・Tre1130K]]などの高性能車を現在でも手がけている。その他にはイタリアの[[ラベルダ]]が1000-1200ccの直列3気筒を手がけており、BMWも1980年代から1990年代に掛けて縦置き750ccエンジンの[[BMW・K75]]を販売した。[[バーミンガム・スモール・アームズ]]は1960年代にトライアンフと共同で[[:en:BSA_Rocket_3/Triumph_Trident|BSA_Rocket_3/Triumph_Trident]]を発売、後のトライアンフ・ロケットIIIの礎を築いた。日本においては、[[ヤマハ発動機]]が1970年代に自社で初めて開発した4ストロークエンジンを、[[ヤマハ・GX|ヤマハ・GX750]]に横置き直列3気筒として搭載し、2010年代には[[ヤマハ・MT-09]]([[:en:Yamaha MT-09]])に自社の4ストローク直列3気筒を復活させた。
:2ストロークエンジンにおいては直列3気筒は古くから比較的ポピュラーな形式であり、多くのメーカーがこの形式を手がけている。[[川崎重工業]]は[[カワサキ・マッハ]]シリーズに250cc、350cc、400cc、500cc、750ccをラインナップさせ、同時期に[[スズキ (企業)|スズキ]]も[[スズキ・GT380]]やGT550、[[スズキ・GT750]]等を手がけている。フランスの[[モトベカン]]は[[:fr:Motobécane-Motoconfort#La tentative de renouveau dans la moto|モトベカン350/500]]というカワサキ・マッハのコピーバイクを製造していた。ロードレース世界選手権においては1970年代にカワサキがKR750、スズキがTR750をそれぞれ投入している。
:直列4気筒と比べ性能面でのメリットが薄く多くのメーカーは生産を停止したが、独特の振動や出力特性を好むユーザーがいるためトライアンフではあえて採用を続けている。
:{{-}}
; V型3気筒
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}}</ref>している他、ドイツの[[:en:Neander (motorcycle)|ネアンダー]]が1400ccディーゼル[[ターボ]]エンジンの'''Neander 1400 TurboDiesel'''の開発を2005年以降続けている。
軍事用としては
{{-}}
== 冷却方式 ==
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