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この楽器の実際の起源としては、南欧、西アジア、北アフリカの各地が挙げられている。リュラーを持つ半神(英雄?)譚は[[リュディア]]帝国に接する[[小アジア]](現在の[[トルコ]])沿岸部の[[アイオロス]]系または[[イオニア]]系のギリシア人植民地にみられる。<!--
Some of the heroes and imprors of the lyre were of the [[Aeolia | Aeolian]] or [[Ionia | Ionian]] Greek colonies on the coasts of Asia (ancient Asia Minor, modern day [[Turkey]]) bordering the Lydian empire.-->また、別のギリシア人入植地である[[トラキア]]は[[オルペウス]]、[[{{仮リンク|ムーサイオス]]([[:|en:|Musaeus|EN]]) of Athens}}、[[タミュリス]]([[:en:Thamyris|EN]])のような神話上のリュラーの名人の生まれ故郷であると信じられてきた。
 
古代ギリシア人が[[エジプト]]の箱形弦楽器をキッサルあるいは[[キタラー]]<!-- [[キタラー]] (kissar, kithara) -->と呼んだことから判るように、彼ら自身、ギリシアの楽器との類似性に気づいていた。古代エジプト文明の全盛期は古代ギリシア文明を遡ること5世紀であり、キッサルが生まれたのもその頃であろう。かくして我々は、リュラーの元となる楽器が古代ギリシア文明以前にギリシアの近隣諸国(トラキア、リュディア、エジプト)のいずれかに存在し、そこからギリシアにもたらされたのであると推論することができる。