「陰陽五行思想」の版間の差分

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→‎陰陽五行思想の論理: 前者が陽、後者が陰である 陰陽は形に示すことができないもので、分析すれば千変万化となる。
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「陰陽五行思想」とは前述の通り「陰陽思想」と「五行思想」を組み合わせたものである。
 
「陰陽思想」は古代中国神話に登場する帝王「[[伏羲]]」が作り出したものであり、全ての事象は、それだけが単独で存在するのではなく、「陰」と「陽」という相反する形(例えば明暗、天地、男女、善悪、吉凶など。前者が陽、後者が陰である)で存在し、それぞれが消長をくりかえすという思想である。陰陽は形に示すことができないもので、分析すれば千変万化となる。<ref>小曽戸洋『新版 漢方の歴史――中国・日本の伝統医学――』あじあブックス076 大修館書店 2014年 p.59</ref>
 
一方、「五行思想」は[[夏 (三代)|夏]]の創始者「[[禹]]」が発案したものであり、万物は「木火土金水」という五つの要素により成り立つとするものである。後に[[斉 (春秋)|斉]]の[[陰陽家]][[鄒衍]]により5つの[[惑星]]と、さらにその後様々な事象と結び付けられ、陰陽思想と五行説が統合されて観念的な陰陽五行思想として完成する。