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'''中国文明'''(ちゅうごくぶんめい)は、[[中国大陸]]における[[文明]]・[[文化]]などの総称である。'''中華文明'''(ちゅうかぶんめい)あるいは'''中華文化'''(ちゅうかぶんか)とも。世界最古の[[文明]]の一つであり、[[東アジア]]における中心文化でもある。歴史的には同文化圏内で広大な地域や人口を保有し、各地の文化は四千年もの発展を経て、「共通性を持ちながらも、鮮明な地方特色を帯びている」という中国独自な特徴になった。そして、[[中国大陸]]だけでは限らず、[[台湾]]・[[香港]]・[[マカオ]]・[[シンガポール]]等の[[中華圏]]や、[[日本]]・[[韓国]]・[[ベトナム]]・[[モンゴル]]等の[[漢字文化圏]]の国々にもかなり重要な影響を与えた。
 
== 概要 ==
=== 黄河・長江・遼河の文明 ===
大きくは[[黄河文明]]、[[長江文明]]、北方・東北地方の[[草原]]文明である[[遼河文明]]の三つの文明が融合したものである。
 
伝統的な見方によれば、まず[[黄河]]流域で[[粟]]を主作物とする[[農業]]文明が興り、これが自然および地理的な要素の影響を受け、次第に[[水稲]]を主作物とする[[長江]]流域へと移行、発展していった。[[長江文明]]は黄河流域の農業文明を継承、発展した物と思われていた。また、北方草原[[遊牧民族]]と黄河流域の[[農業民族]]は土地をめぐり絶え間なく争い続け、この過程で遊牧文明と農業文明が直接的な交流、融合を得続けた。
 
しかしながら[[三星堆遺跡]]の発見後、[[長江文明]]は[[黄河流域文明]]の継承と発展の結果である”という伝統的な見方には疑問が持たれ始めている。'''中国文明'''の起源は[[黄河]]流域だけではなく、もっとほかに多くの文明がかかわっている可能性が高い。
 
近年は始祖の民族のひとつである[[華夏族]]の研究から'''華夏文明'''としても研究されている<ref>中国歴史博物館編著『華夏文明史』 朝華出版社,2002年。王克林『華夏文明論集』山西人民出版社,2006</ref>。
 
== 地域・民族 ==