削除された内容 追加された内容
55行目:
: 起点停留場と終点停留場の滑車間に架空された支曳索に、搬器を一定間隔で懸垂し、握索装置を利用して循環させる方式<ref name="iatss-review" />。ほとんどは定員1 - 8名の[[チェアリフト]]が使われ、スキー場などの特殊索道で多く導入されている。基本的に乗降時の減速は無いが、普通索道では乗降時に路線上の全ての搬器を減速または停止させるパルスゴンドラという方式があるほか、スキー場のチェアリフトにおける近年の物は係員への申し出によっての減速操作が可能となっている。その他、乗車停留場に「ローディングカーペット」と呼ばれる[[ベルトコンベア]]様式の乗車補助装置が設けられる事もあり、ローディングカーペットの速度をチェアリフト搬器よりもやや遅く動かす事で地面・ローディングカーペット・チェアリフト搬器とのそれぞれの相対的な速度差を小さくして乗りやすくする方式もある。
; 自動循環式
: 自動循環式は、起点停留場と終点停留場の滑車間に架空された支曳索又は曳索を循環させ、搬器に自動握索装置を設けて停留場への到着時には自動的に放し(放索)、出発時には搬器速度に合わせて固定(握索)するようにした方式<ref name="iatss-review" />。定員4 - 12名ほどの小型の搬器(ゴンドラリフト等)や、スキー場などの定員2 - 8名の高速リフト(デタッチャブルリフト)でよく使用される。乗降時には固定循環式よりも低速になり、線路上ではかなりの高速となるため、近年の主流となっている。
; 滑走式
: 滑走式は、旅客がスキー・スノーボード等の滑走具を装着したまま、搬器に掴まる・跨がる・背中や腰にあてがうなどして雪面上を移動する方式<ref name="iatss-review" />。総称として[[滑走式リフト]]やシュレップリフト等と言い、構造によりロープトゥ・リフト、Tバーリフト、Jバーリフト、プラッターリフト、リングバーリフトと呼ばれるほか、テレスキー・シュレップリフト等とも呼ばれる。設置費用は最も安く済むが、構造上、極端な急斜面や谷を挟んだ地形<ref name=" Surface Lift-01">ただし、谷越えの地形に橋梁を設置して対応する事もある。</ref>などで使用する事は出来ず、ほとんどは初心者向けコースに設置されるが、その乗降や滑走にはある程度のスキーの技量が要求される<ref name="Rope Tow Lift-01">ただし、旧式のロープトゥ・リフトといった単純にロープを掴むだけの物は、自分のタイミングでロープに掴まるだけで良いのでそれほどの技量を必要とせず、特に初心者には使いやすい。</ref>。また、ロープウェイや他の構造のリフトと異なり全線の圧雪・平滑化・除雪(必要以上に雪が降り積もった場合)等のコース整備が必要である。なお、滑走式リフトは[[滑走式リフト#マジックカーペット|マジックカーペット]]と呼ばれる、スキーヤー・スノーボーダー等が[[ベルトコンベア]]様式のベルトに乗って上昇する物も含まれている。