「セッター (バレーボール)」の版間の差分

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== セッターの位置ト(トスアップ)を行うポジション ==
近年はコートをスロットと呼ばれる領域に分けて戦術を考えるのが一般的である<ref>{{Cite web |url=http://volleypedia-jp.org/mediawiki/index.php/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88%E5%9B%B3.jpg|title=ファイル:スロット図.jpg - e-Volleypedia(eバレーペディア)|accessdate=2019-11-19}}</ref>。
ネットに正対した状態で、幅方向に9つに分けられたエリアのそれぞれがスロットであり、個々のスロットは幅1m×長さ3mエリアからなる(通常、スロットはアタックラインより前のエリアを指す)。一般的にセッターは左から6番目、右から4番目の0スロットと呼ばれる位置でセット(トスアップ)を行う。そして、セッターに近い側からレフト方向に1~5スロット、ライト方向にA~Cの3スロットに対してファーストテンポ、セカンドテンポといったトスを供給する。
 
== ツーアタック ==
主にセッターがトスを上げると見せかけてそのまま攻撃に転じる戦術を指す。片手でフェイント的に行う場合もあれば、体制を入れ替えて強力なスパイクを叩き込むケースもある。また、両手によりパスアタック的に相手コートの空いている場所に落とす戦術もツーアタックの一種といえる。後衛のセッターはネットの高さを超えて攻撃ができないため、ツーアタックはセッターが前衛でトスアップを行う場合に限られる。もちろん、セッター以外の選手がツーアタックを行うケースもある。
 
== ハイセット(二段トス)==
本来、スパイカーへのトスは前述の0スロットの、ネットから1m以内程度の位置から供給されるのが理想的であるが、レシーブの状況によってはネットからかなり離れた位置からトスアップがなされることもしばしばである。このようなケースでは通常のレフトやライトへのトスよりもやや高いトス='''ハイセット'''<ref>{{Cite web |url=http://volleypedia-jp.org/mediawiki/index.php/%E5%9B%BA%E5%AE%9A%E9%A0%85%E7%9B%AE:%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88|title=固定項目:ハイ・セット - e-Volleypedia(eバレーペディア)|accessdate=2019-11-19}}</ref>が選択される。かつてはセッターに加えて[[オポジット]]の選手が補助的にハイセットを上げることが多かったが、近年は[[オポジット]]の攻撃力が高まったことを背景に、リベロの選手がハイセットを担当するケースが増えた。ちなみにリベロはアタックラインより前でオーバーハンドのトスをあげられないため、そういったケースではアンダーハンドでのハイセットとなる。ちなみに一般にはサードテンポ<ref>{{Cite web |url=http://volleypedia-jp.org/mediawiki/index.php/%E5%9B%BA%E5%AE%9A%E9%A0%85%E7%9B%AE:%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%9D%EF%BC%88%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%9D%EF%BC%93%EF%BC%89|title=固定項目:サード・テンポ(テンポ3) - e-Volleypedia(eバレーペディア)|accessdate=2019-11-19}}</ref>の攻撃=ハイセットからのスパイクと考えて差し支えない。なお、現在におけるハイセットは、かつての'''二段トス'''<ref>{{Cite web |url=http://aqua.la.coocan.jp/volleyball/400/2-1.html|title=2段トスとは、セッター以外が上げるトス?:バレーボールの“ば”「バレーボール観戦中級講座」|accessdate=2019-11-15}}</ref>とほぼ同じ意味として使われるが、厳密には"ハイセット"は「高いトス」の意味であり、両者は完全に同義ではない。蛇足だが、二段トスとは、かつてブロックのワンタッチも打数の1つとして数えられていた時代において、レシーブを直接トスにしてスパイカーに供給するプレーを二段トスと呼んでいたことに由来する(ちなみに現在でも9人制バレーではブロックも1打としてカウントされる)。
 
== ツーアタック ==
主にセッターがトスを上げると見せかけてそのまま攻撃に転じる戦術を指す。片手でフェイント的に行う場合もあれば、体制を入れ替えて強力なスパイクを叩き込むケースもある。また、両手によりパスアタック的に相手コートの空いている場所に落とす戦術もツーアタックの一種といえる。後衛のセッターはネットの高さを超えて攻撃ができないため、ツーアタックはセッターが前衛でトスアップを行う場合に限られる。もちろん、セッター以外の選手がツーアタックを行うケースもある。
 
== ツーセッター ==