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'''ネルガル'''(Nergal)はメソポタミア神話における戦争や死、疫病、冥界の神。別名'''ニルガル'''、'''エラ'''、'''メスラムタエア'''。[[旧約聖書]]『[[列王記]]』では、[[バビロン]]の北西15マイルの{{仮リンク|クター (シュメール)|en|Kutha|label=クター}} Cuthah(今日では[[テル・イブラヒム]]Tell Ibrahimとして知られる)という都市で主要な地位にあり、都市神であったと言及されている。配偶神は[[エレシュキガル]]
 
== 概要 ==
メソポタミア神話におけるネルガルは戦争や死、疫病、冥界を司る神として描かれる一方で、ある面では太陽神の側面を持つ。そのため、しばしば[[シャマシュ]]と同一視される。
正午や夏至の太陽が人類にもたらす災禍を表していると考えられる。メソポタミアの人々にとって、夏の盛りは死をもたらす季節だったからだ。
 
ネルガルはある面では太陽神の側面を持ち、しばしば[[シャマシュ]]と同一視される一方、太陽そのもののことを指しているとも考えられる。神話や賛歌の中では、戦争と疫病の神として描かれており、正午や夏至の太陽が人類にもたらす災禍を表していると思われる。メソポタミア人の暦では、夏の盛りは死をもたらす季節だったからだ。
 
ネルガルはまた、死者([[アラル (シュメール神話)|アラル]]Araluまたは{{仮リンク|イルカラ|en|Irkalla}}の名で知られる地下の大洞窟に集められると考えられていた)の国の[[パンテオン]]の頂点に立ち、黄泉の国を宰領する神でもある。その能力から、女神{{仮リンク|アルラツ|en|Allatu}}ないし[[エレシュキガル]]と関連づけられる。アルラツはアラルの民を統治する単独の支配者とされることもあるが、いくつかの資料では、アルラツまたはエレシュキガルが、ネルガルの息子{{仮リンク|ニナズ|en|Ninazu}}を生んだとされている。
 
一般的にはネルガルは、配偶者であるラズ(Laz)と対にされ、標準的な[[イコン]]では彼をライオンとして描く。
 
{{中東の神話}}