「ウェイバー公示」の版間の差分

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#*年俸など現在の契約内容は移籍先チームがそのまま引き継ぐ。
#'''その選手を含む[[トレード]]を行う'''
#*トレード期限日(通常[[7月31日]])以降は不可。
#*選手が[[ノートレード条項|トレード拒否権]]を持たない、またはトレード拒否権を行使しないことも必然的に条件となる。
#'''ウェバー公示を取り下げる'''<ref name="trade">{{Cite web|url=https://www.mlb.com/news/guide-to-baseball-s-waiver-trade-system-c140073380|title=Deals not done: A guide to waiver trades|publisher=MLB.COM|author=Andrew Simon|date=2017-08-2|accessdate=2019-03-15}}</ref>
#*DFAに伴うウェイバー公示 (Outright Waivers) の場合は取り下げられない。
#*各選手につき、1シーズンで1度しか取り下げられない。
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#'''[[マイナーリーグ|マイナー]]降格'''
#*[[ロースター (MLB)|40人枠]]<ref>日本プロ野球の[[支配下選手登録]]に相当</ref>に留まる場合は単に[[ロースター (MLB)|アクティブ・ロースター]]から外れるのみ。
#**なおメジャー在籍期間 (MLS = Major League Service time)<ref>MLSはレギュラーシーズン中、その選手がアクティブ・ロースター([[故障者リスト|負傷者リスト]]登録中期間や各種出場停止期間も含む)に登録されていた日数をもとに算出され、172日間でMLS1年 (MLS=1.000) 換算となる。表記上は1日でMLS=0.001、171日で0.171、172日で小数点が繰り上がり1.000となる。</ref>が5年以上の選手はマイナー降格拒否権を持つため、40人枠に留めたまま(DFAせず、ウェイバー公示だけで)マイナー降格させることは事実上ほぼ不可能。
#*DFAを伴うウェイバー公示 (Outright Waivers) 、40ある(40人枠から外れてい場合はメジャー契約解除となり、改めてマイナー契約 (Outright Assignment) <ref>40人枠外の選手と締結する契約の通称</ref>を結んで傘下マイナー組織に残留する。ただし、メジャー在籍期間 (MLS = Major League Service time) が3年を超える選手、または以前にOutright Waiversの経験がある選手はこのマイナー契約を拒否することができる<ref>{{Cite web|url=http://m.mlb.com/glossary/transactions/outright-waivers |title=Outright Waivers|publisher=MLB.com|language=英語|accessdate=2019年11月21日}}</ref>。
#'''自由契約'''
#'''自由契約 ([[フリーエージェント (プロスポーツ)|FA]]) '''
#*所属球団にマイナー降格、マイナー契約の意思がない場合は自由契約 (Release) となる。選手がマイナー契約を拒否した場合も自由契約 (elected free agency)となる。
#*所属球団にマイナー契約の意思がない場合は自由契約 (Release) となる。選手がマイナー契約を拒否した場合も自由契約 (elected free agency) となる。
#*ウェイバー通過後に自由契約 (FA) となった選手と契約する場合、獲得チームはMLB機構で定められた最低保証年俸額を残りのシーズン分の日割り計算で支払うだけでよい。なお、それ以前の契約は有効で契約年俸から最低年俸を差し引いた金額をウェイバー公示を行った球団が支払わなければならない。
#'''トレード'''
#*[[2018年]]までは、ウェイバーを通過させればトレード期限日([[7月31日]])以降でも40人枠内の選手をトレードすることが可能だった<ref name="trade" />ため、8月以降はしばしばトレードの交渉や駆け引きを目的としたウェイバー公示 (Trade Assignment Waiver) が行われていた<ref>前述通り1回だけウェイバーを取り下げることができるため、他球団の獲得意思を探る』『」「(第三者の球団に)本当にトレードしたい選手が誰なのか分かりにくくするなどの目的で、トレードで放出するつもりなど全くない主力選手たちも極秘裏にウェイバー公示されることが頻繁にあった。</ref>。
#*[[2019年]]から、トレード期限日以降の40人枠内選手のトレードは、ウェイバーを通過させた場合でも不可能となっている<ref>{{Cite web|url=https://www.mlb.com/news/mlb-rules-changes|title=Rule changes coming this year and next|publisher=MLB.COM|author=Anthony Castrovince|date=2019-03-14|accessdate=2019-03-15}}</ref>。
 
上記のルールとなっているため、ウェイバー公示を行い、公示期間が過ぎればDFAの手続きを踏まずに、マイナー降格や自由契約とすることも可能である。