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[[ベルナルディーノ・デ・サアグン]]によればショチピリは精進期間を守らずに性交を行った者に[[痔]]、[[性病]]、[[癤|でき物]]などの病気を罰としてもたらすとされるが、その一方で花、踊り、宴会、絵画、ゲームなどの守護神でもある。豊穣神としての性格もあり、若い[[トウモロコシ]]の神である[[センテオトル|シンテオトル]]と近い関係にある<ref name="gods"/>。
15世紀末から16世紀はじめのものと推定されるショチピリの石像が残っている。この像はメソアメリカのものには珍しく、本来の石の形を残さずに写実的に作られている<ref>Townsend (2000) p.186</ref>。この像の四肢はさまざまな花に飾られているが、これらはいずれも幻覚性植物である[[タービナ・コリボサ|オロリウキ]]、[[タバコ]]、シニクイチ{{enlink|Heimia salicifolia}}、[[マジックマッシュルーム]]{{enlink|Psilocybe aztecorum}}などと解釈されている<ref>Granziera (2001) p.183</ref>。
[[アステカ暦]]では[[リュウゼツラン属|リュウゼツラン]]の女神である[[マヤウェル]]とともに1の草の[[トレセーナ]]を司る<ref>Miller & Taube (1993) p.173 "trecena"</ref>。また[[シウポワリ]]のテクイルウィトントリ（第7月、[[グレゴリオ暦]]の6月ごろ）にショチピリの祭があり、そこでショチピリに扮した人物が生贄にされる<ref name="gods"/>。
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