「コアラ」の版間の差分

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[[ファイル:Koala_Jump.jpg|thumb|right|200px|枝に飛び移るコアラ]]
 
通常は単独性で、2頭以上でいることは稀である。繁殖期にのみ、オスとメスが一緒にいたり、またメスと子供が一緒にいたりする。樹上で生活するが、木の葉を集めたものや、樹洞を利用したりというようなことはせず、特定の巣は持たない<ref name=e40 /><ref name=scat />。休む時は通常、葉がよく生い茂り、太陽光や雨などがしのげる樹上で休息し、たいてい木の上方3分の1くらいの所までにいる<ref name=e40 /><ref name=scat />。地上に降りることは稀だが、木から移動する際に地上に降りたり、ときには数mほどであれば樹間を飛び移ることもできる<ref name=guide />。一日のうち18-20時間以上を眠るか休んで過ごし、最も活動的になる時間は早朝および夕方で、[[薄明薄暮性]]である<ref name=handbook /><ref name=guide />。この生態は[[ナマケモノ]]に似るが、ナマケモノは体温が一定しない[[変温動物]]であるがコアラは36℃ほぼ一定の体温をもつ[[恒温動物]]であり、[[基礎代謝]]量もナマケモノの30倍近い<ref>K. A. Nagy and R. W. Martin 1985. Field Metabolic Rate, Water Flux, Food Consumption and Time Budget of Koalas, Phascolarctos Cinereus (Marsupialia: Phascolarctidae. Australian Journal of Zoology 33:655-665) in Victoria.</ref> 。
 
[[天敵]]は大きな猛禽類の他、まれに地上を歩いた時に、ディンゴ、野生化したイヌ、キツネなどにおそわれる可能性がある<ref name="animal">Burnie David, Animal, 2001, DK, ISBN 978-1-7403-3578-2</ref>。