「今年の漢字」の版間の差分

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== 補足 ==
* 「今年の漢字」の発表にともなう揮毫は、森がぶっつけ本番で書いている。発表日の朝、漢検の理事長が「今年の漢字」を書いた紙を入れた茶封筒を清水寺の森のもとへ持参してくる。封筒には「親展」と書かれている。二重封筒を使用しているため、外からは見えない。舞台に立って開封するまで、森自身も「今年の漢字」を目にすることは出来ない。
* 森が揮毫に使用する筆は[[熊野筆]]で、穂があまり長いと墨が垂れるため書けず、逆に短いと墨持ちが悪いので、墨持ちを適度に保つために芯の部分に牛耳毛を用いている。
* 25回目の節目となった2019年は、揮毫に用いられる紙に[[京都伝統工芸大学校]]の学生による手漉きの[[黒谷和紙]](縦1.5メートル×横1.3メートル)が用いられた。
* 「その年の世相を表す漢字」を決める試みは、他にも行われている。その例として[[佐竹秀雄]][[武庫川女子大学]]教授と学生らによる研究がある。[[1997年]]の1年間の新聞3紙の朝刊社会面において、短期間に集中的に使われた漢字を抽出したランキングで、1位から順に「油」「少」「海」「殺」「総」「重」という結果になった。「油」「海」「重」は[[ナホトカ号重油流出事故]]発生後に、「少」は[[神戸連続児童殺傷事件]]で少年の逮捕後に、「殺」は神戸連続児童殺傷事件やその他の[[殺人事件]]関連で、「総」は[[総会屋]]・[[株主総会]]関連で目立った。同年の日本漢字能力検定協会による「今年の漢字」とは対照的に、金融破綻に関する漢字は上位には登場しなかった<ref>「昨年新聞にぎわせた漢字 武庫川女子大言語文化研が分析 暗い世相を反映」『[[神戸新聞]]』1998年3月2日付朝刊、阪神版23面。</ref>。
* 2000年に選出された「金」はその後2012年と2016年にも選出された。また2004年に選出された「災」はその後2018年にも選出されている。