「考証学」の版間の差分

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また[[戴震]]が登場しなければ、当時の学問は、文献資料の収集と鑑定、個別考証の洗練という、乾隆期の文物に共通する「回遊庭園」風の姿だけに終わった可能性もあるとされる。この[[戴震]]がもたらしたのは学術活動が「学」としての集約性と方法的な構築性を持つに必要な基本的認識とプログラムである。
「清朝考証学」の研究対象は、「[[経書]]」のみならず、やがて[[史学]]・[[諸子学]]の書籍にもおよび、「[[経学]]」離れの様相を呈するに至ったが、上記の学術運動の形成が、漢代以来の「[[経学]]」の批判的解読に始まり、「[[経学]]」の改新を目指す形で起こったことは揺るがない事実であった。
<ref>{{Cite book|和書|author=木下鉄也|authorlink=木下鉄也title=[[「清朝考証学」とその時代]]|publisher=[[創文社]]|series=創文社刊|origdate=1996-1-20|pages=83 84}}</ref>
 
== 考証学の方法論 ==