「ウルク古拙文字」の版間の差分

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{{Infobox WS
|name=ウルク古拙文字
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|languages=不明<br>
|time=[[紀元前33世紀|紀元前3200年]]頃
|fam1=(先文字時代)
|children=[[シュメール文字]]
}}
'''ウルク古拙文字'''(-(ウルクこせつもじ)、'''ウルク文字'''(-(ウルクもじ)は、[[紀元前4千年紀]]の[[ウルク (メソポタミア)|ウルク]]で使われていたと考えられている文字。[[ジェムデト・ナスル]]遺跡で出土した粘土板の文字と類似しているため、この文字と合わせて'''原シュメール文字'''ともいう。
 
ウルク古拙文字は、メソポタミア全土に広がり[[楔形文字]]の原型となった<ref> 地球ことば村-世界の文字-ウルク文字 2019年12月11日閲覧</ref>
 
==歴史==
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[[トークン]]とは、[[原文字]]を含む文字の誕生以前に、メソポタミアで使われていた粘土製の計算具で、球形、円錐形など様々な形のものがあった。また、模様がついているものもあり、前者をプレイン・トークン、後者をコンプレックス・トークンという。
このトークンを保管するために、'''ブッラ'''が作られた。[[ブッラ]]は粘土で作られた球で、トークンを中に入れて保管することができる。しかし、中身を見るためにはブッラを叩き割らないといけなかった。それを解決すべく、トークンは[[粘土板]]に押し付けて使う[[印章]]のようなものになった。しかし、コンプレックス・トークンには細かい模様があり、十分に押捺痕が残せなかったため、トークンの模様を先を尖らせた葦ペンで粘土板に書いた。これがウルク古拙文字になっていった<ref>hatena blog-メソポタミア文明:文字の誕生 2019年12月12日閲覧</ref>
 
===楔形文字===
ウルク古拙文字は、少しづつ簡略化されていった。ウルク古拙文字は、その後90度回転した状態で[[楔]]のような、[[楔形文字]]に変化していった<ref>地球ことば村-世界の文字-シュメール文字 2019年12月12日閲覧</ref>
 
==研究==
===発見===
[[ウルク]]遺跡の発掘は 1927 年以降、ドイツ調査団によって行われた。神殿遺跡を地下深く掘ったところ[[ウルク第 4 層]]から小型の[[粘土板]]が多数出土した。これらには人間の頭ヒツジなどの動物数字を表す文字記号などが刻まれおり神殿奉納品の記録文書と考えられている。その後も粘土板の出土は続き、現在では、4000個ほどの粘土板が出土している。
 
===解読===
ウルクで発見された粘土板の文面は短くほとんどは単語の羅列にすぎないため使用言語や解読は現在の段階ではきわめて困難である。文字記号の配列から見ると[[シュメール語]]に近いとも考えられるが、[[ジェムデト・ナスル]]の粘土板では例外的なものも見られ[[原エラム語]]を使用言語としたものではないかとの推測もある<ref>地球ことば村-世界の文字-ウルク文字 2019年12月10日閲覧</ref>
 
約1000種類の文字が発見されているが、そのほとんどは解読されていない<ref>ウルク-世界史の窓 2019年12月15日閲覧</ref>
 
約1000種類の文字が発見されているが、そのほとんどは解読されていない。<ref>ウルク-世界史の窓 2019年12月15日閲覧</ref>
==特徴==
[[絵文字]]としての性格が強い文字で、[[尖筆]]によって書かれた細い線で構成される<ref>hatenablog-メソポタミア文明:文字の誕生 2019年12月14日閲覧</ref>
 
==脚注==
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{{デフォルトソート:うるくこせつもし}}
==関連項目==
*[[楔形文字]]
*[[メソポタミア文明]]
*[[シュメール]]
*[[メソポタミア文明]]
 
{{Language-stub}}
{{デフォルトソート:うるくこせつもし}}
[[Category:古代メソポタミア]]
[[Category:未解読文字]]