「ハイブリッドカー」の版間の差分

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このように製造・廃棄の部分で内燃機関車より環境に悪いことを考えるとHVを低公害車として成立させるには燃費や低排出ガス性能で帳消しにする必要があるが、それが十分達成できているかには疑問が残る。例えば[[トップ・ギア]] Series11 Episode1で[[トヨタ・プリウス]]を取り挙げた際には、この点がかなり痛烈に指摘されており、司会の[[ジェレミー・クラークソン]]は「長期的に見ると[[ランドローバー・ディスカバリー]]よりも環境に悪いという主張もある」とコメントしている。ただし、この廃棄の部分の課題は、自動車メーカーも90年代からすでに燃費追求と並行して研究しており、[[トヨタ自動車]]は2015年時点で、廃車になった欧州の車両の使用済みバッテリーの91%を回収しており、100%回収することを目指している<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO82983490Z00C15A2000000/ トヨタ、欧州でHV用電池のリサイクル率100%を目標に]</ref>(ただし[[ライフサイクルアセスメント]]と言う概念があるように、リサイクル自体も環境負荷なしにはできないということに注意が必要ではある)。一方で、長期的に見た場合、HV特有の消耗しやすい部品の交換などの金銭的負担や技術革新の関係でHVであっても燃費性能に差がつく以上<ref group="注">例えば、[[トヨタ・プリウス]]の基本モデルで比較した場合、初代が28.0km/ℓ(前期型)に対し4代目は37.2km/ℓ(S型)となっている。</ref>、HVの普及による環境負荷の低減はあっても、廃棄や部品交換などで相殺されている可能性はある。
 
=== バッテリーの危険性の増大 ===
ガソリンハイブリッド車両はガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせているため、通常従来内燃機関車に搭載される、衝突時などに足元に侵入してくるエンジンや爆発や炎上の原因になりやすい[[化石燃料]]、12Vのバッテリーに加え、最大600Vで電気モーターを回すHVバッテリーを搭載している。このバッテリーは通常従来のバッテリーと比べ[[電圧]]が高いなどの理由から感電の際の危険が大きい。特に大型機械に搭載されている[[キャパシタ]]([[コンデンサ]])も同様の理由により感電した場合死亡事故にも繋がりうる。整備工場や事故現場などにおける感電事故が懸念されており、メーカーがレスキュー時の専用マニュアルを公開していることもある<ref group="注">例:{{PDFlink|[http://www.isuzu.co.jp/product/elf/elf_hybrid/pdf/rescue.pdf ISUZU レスキュー時の取り扱い '05-'09型 ELF HYBRID]}}</ref>。
 
=== 静穏化による歩行者への危険の増大 ===