「キューバ」の版間の差分

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キューバは16世紀中にスペイン人の苛政によって[[インディオ]]が絶滅したため、現在は[[白人系キューバ人|白人系市民]]と[[アフリカ系キューバ人|黒人系市民]]および少数のアジア系移民で成り立っている。住民の[[人種]]構成は、[[ムラート]]が37%、[[ヨーロッパ|欧州]]系[[白人]]が51%(おもに[[スペイン]]系)、[[黒人]]が11%、[[中国]]系が1%であると推定され、他にも[[メスティーソ]]、[[レバノン]]人がおり、中国人やレバノン人、[[東インド諸島]]の植民者の[[コミュニティ]]がある。キューバ政府は、「人種別の統計は、[[人種差別]]につながる」ことを理由に、人種別の統計を取っていない。ただし、推計値では徐々に混血が増加する趨勢となっている。
 
キューバの白人は19世紀から20世紀の間に移民としてやってきた[[スペイン人]]のほかに、[[フランス人]]、[[アイルランド人]]、[[ドイツ人]]([[ドイツ系キューバ人]])、[[イタリア人民党 (1919-1926)|イタリア人]]、[[ポーランド人]]などを根に持つ。また、アジア系の市民として[[中国系キューバ人]]や戦前移民した[[日系キューバ人]]も少数存在する。1903年から1933年までの間に72万人の[[スペイン人]]、19万人の[[ハイチ]]人、12万人の[[ジャマイカ]]人、その他少数の[[中国人]]、アメリカ合衆国人移民があった<ref>福井英一郎編『世界地理15 ラテンアメリカII』朝倉書店、1978年。</ref>。これらの移民の多くは定住せず帰国したという。
 
1959年の[[キューバ革命]]によって成立した現政府の政策により、[[ラテンアメリカ]]地域特有の、スペイン[[植民地]]時代から続いてきた人種に基づく伝統的[[階級社会]]は破壊され、多くの白人支配層や中産階級がアメリカの[[フロリダ州]]や[[西ヨーロッパ]]に亡命した。