「トナカイ」の版間の差分

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[[体長]]120cm–220cm。肩高90cm–150cm。[[体重]]60kg–300kg。
 
[[File:Caribou Skull on Tundra (8428744694).jpg|265px|thumb|upright|right|頭骨]]
[[画像:In the middle of Hardangervidda.jpg|left|upright|265px|thumb|角]]
シカ科で唯一、雌雄共に[[角]]がある。これは後述するように、角の用途が繁殖期におけるオスの抗争だけでなく、[[雪]]を掘ってエサを得る役割もあるためである(そのためメスは、子どものエサを確保しなくてはいけない冬季に角が生える)。オスの角の方がメスよりも大きい。オスは春に角が生え秋から冬にかけて抜け落ち、メスは冬に角が生え春から夏にかけて角が抜け落ちる。
 
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寒冷な環境から身を守るぶ厚い体毛をもつ。毛の内部に空洞があり保温性に優れている。オスは繁殖期になると咽頭部の毛が長く伸長する。[[蹄]]は大きく接地面が大きいため体重が分散され、雪の上でも沈むことなく歩くことに[[適応]]している。
 
[[画像:Reindeer in red.jpg|thumb|172px|upright|right|頭部]]
鼻の色は黒、もしくは白い毛が混じったもので下記の歌にあるような赤ではない。ただし、鼻先の部分に[[毛細血管]]が集中しているので、毛の色が白い場合、赤く見える場合がある。また、[[発光]][[生物]]のように鼻自体が光ることもない。
 
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[[ツンドラ]]地帯に生息する。群れを形成し、季節によって大規模な移動を行う。天敵としては[[オオカミ]]、[[オオヤマネコ]]、[[クズリ]]、[[ヒグマ]]等が挙げられる。
 
[[ファイル:A frightened herd of reindeer - panoramio.jpg|thumb|left|253px|走ているトナカイの群れ]]
[[ファイル:Reindeer at Kirkenes Norway Near The Arctic Ocean - NOAA Photo Library.jpg|left|153px|thumb|草を食べているトナカイ]]
食性は草食性の強い雑食性で夏は[[草]]や[[葉]]、時に[[レミング]]や虫等の小動物を食べ、冬は角や蹄で雪を掻き分けて下に生えた[[地衣類]](いわゆる[[苔]])等を食べる。
[[シベリア]]に住む[[ハンティ人]]は魚を給餌している。この様子を観察した日本の[[文化人類学|文化人類学者]]は、トナカイが魚を食べる理由を[[蛋白質]]や塩分の補給になるためと推測している<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXKZO38568530V01C18A2BC8000/ 大石侑香「トナカイは魚がお好き◇ロシア少数民族ハンティの生活を調査しびっくり◇」]『日本経済新聞』朝刊2018年12月6日(文化面)2018年12月11日閲覧。</ref><ref>{{Cite web|url=https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/column/field_linguistics_siberia08|title=第八回: トナカイが魚を食べる!?|publisher=|accessdate=2018-12-06|date=2017-11-10}}</ref>。
 
[[File:HanRenne.JPG|right|upright|thumb|幼獣]]
4月から6月にかけて1回に1匹の幼体を出産する。