「対症療法」の版間の差分

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==具体例==
例えば、胃痛を訴える患者に対し、[[鎮痛剤|痛み止め]]だけを服用させるのは典型的な対症療法である。一般に、何らかの痛みを訴える患者に対し、薬や[[レーザー]]や[[麻酔]]で、神経系を抑制したり遮断することで、[[疼痛|痛み]]を制御する治療法は、全て対症療法である。他にも、[[風邪]]をひいた時に、[[咽頭痛]]に対して鎮痛薬、[[発熱]]に対して解熱薬、咳に対して[[鎮咳薬]]、鼻水には[[点鼻薬]]を服用するのも対症療法の一例である。
 
[[アトピー性皮膚炎]]では、根本原因である[[免疫]]異常に対する原因療法は、未だ確立されていない。従って[[ステロイド外用薬]]や[[抗ヒスタミン薬]]により、[[炎症]]を抑える対症療法が行われる。これにより、[[湿疹]]→[[痒み]]→掻きむしり→湿疹という悪循環を断つことができるため、痒み症状を抑えることが、部分的には原因療法にもなっている。