「殺人狂時代 (1947年の映画)」の版間の差分

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金の為に殺人を続ける男アンリ・ヴェルドゥが、真相が発覚し死刑台に送られるまでの顛末を描く。
 
長年親しまれた「チャーリー」のスタイルを捨て、チャップリンの映画にしては珍しく喜劇色が少なく、シリアスな展開であると評価されている。生前、チャップリン自身がこの映画を最高傑作と評価していた。それに加えて、主人公が処刑に向かう前のセリフ"Wars, conflict - it's all business. One murder makes a villain; millions a hero. Numbers sanctify"(「戦争や紛争、これは全てビジネス。一人の殺害は犯罪者を生み、百万の殺害は英雄を生む。数が(殺人を)神聖化する」。元は[[英国国教会]]牧師で[[奴隷廃止運動|奴隷廃止論]]者、[[:en:Beilby Porteus|ベイルビー・ポーテューズ]]の言葉)は、チャップリンの代表作に押し上げた原因とされている。ただし戦争における戦闘行為と平時の殺人犯罪を同一視している点で、近代法にそぐわない考えである。
 
一方で、この作品がきっかけとなり、[[赤狩り]]によるチャップリン排斥の動きがますます加速。[[1952年]]のアメリカ追放へとつながった。