「ジャランダラ」の版間の差分

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シヴァは二人を許したものの、第三の目の火は消すことができなかったので海に向かって放り投げた。すると海から光輝く子供が生まれ、三界全体に轟くほどの大声で泣いた。
この子供に凄まじい力を感じた水神[[ヴァルナ]]は彼を養子にした。
創造神[[ブラフマー]]もこの子供に関心を持ち、最上天のブラフマサティヤ・ローカから下界に降りて会いに来ると、彼がやがて三界[[ヴィシュヌ]]征服す倒せるほど戦いに強いアスラ王になること、そして彼の妻となる女が貞節である限り誰にも負けないことを予言した。
この子供はジャランダラと名付けられた。
このような予言を受けたジャランダラは、長ずるとアスラ達の期待を受けてアスラ王となり、[[ダイティヤ]]族の王であるカーラネーミの娘――ヴリンダを妻にした。
 
ある日、ジャランダラの宮殿を[[ラーフ]]が訪れた際、ジャランダラは頭部のない彼の姿を目にした。
ジャランダラは側近であるアスラの導師[[シュクラ]]にその理由を訊くと、シュクラは[[乳海攪拌]]のことを語り、[[ヴィシュヌ]]がラーフの首を刎ねたことや、神々がアスラを騙して[[アムリタ]]とその他の様々な財物を掠め取ったことを説明した。
この話を聞いて怒ったジャランダラは、天界のインドラに使者を出し、「乳海攪拌の時、お前達が祖先を騙して奪った財物は本来は自分の物だ」と主張してその返還を求めたが、インドラは歯牙にもかけずに拒絶したので、ジャランダラはアスラの軍隊を率いて天界に進軍した。