「第5回日本レコード大賞」の版間の差分

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== 概要 ==
第5回の大賞は、[[梓みちよ]]の「[[こんにちは赤ちゃん]]」に決定した。[[梓みちよ]]は初の受賞で、単独の女性歌手としても初の受賞となった。一部では有力候補とも言われで同じく新人デビュー作品だった[[舟木一夫]]の「[[高校三年生 (舟木一夫の曲)|高校三年生]]」を抑えての受賞となった<ref name="asahi631209">「今年の日本レコード大賞 流行歌手一年生の進出 ホーム・ソングの時代に」『[[朝日新聞]]』1963年12月9日付東京夕刊、9頁。</ref>、その舟木は新人賞を受賞した。梓は前年11月に、舟木は当年の6月にレコードデビューしたばかりの「新人歌手」で、特に「こんにちは赤ちゃん」は楽曲自体11月に発売後わずか1か月での大賞受賞という異例の展開となった。
 
今回の大賞候補曲は、510曲に及ぶ応募曲から22曲に絞られた段階では梓みちよの「こんにちは赤ちゃん」、舟木一夫の「高校三年生」、[[坂本九]]の「[[見上げてごらん夜の星を]]」、[[ザ・ピーナッツ]]の「[[恋のバカンス]]」、[[三沢あけみ]]の「[[島のブルース]]」、[[フランク永井]]の「[[逢いたくて (フランク永井の曲)|逢いたくて]]」が上位6曲で、他に舟木一夫の「[[学園広場]]」、[[西田佐知子]]の「[[エリカの花散るとき]]」、[[田端義夫]]の「[[島育ち]]」などが候補に挙げられていた<ref name="asahi631209" />。決選投票で上位6曲に絞られ、「こんにちは赤ちゃん」が過半数の19票を獲得した<ref name="asahi631209" />。「こんにちは赤ちゃん」の大賞受賞に際しては、この曲は[[歌謡曲]]かホームソングかという論議が起こったが、世相に合わせる形で受賞が決定した<ref name="asahi631209" />。