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'''ネルガル'''(Nergal)は[[メソポタミア神話]]における戦争や死、疫病、冥界の[[]]。別名'''ニルガル'''、'''エラ'''、'''メスラムタエア'''。[[旧約聖書]]『[[列王記]]』では、[[バビロン]]の北西15マイルの{{仮リンク|クター (シュメール)|en|Kutha|label=クター}} Cuthah(今日では[[テル・イブラヒム]]Tell Ibrahimとして知られる)という都市で主要な地位にあり、都市神であったと言及されている。配偶神は[[エレシュキガル]]。
 
== 概要 ==
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ネルガルは配偶神には冥界の女王エレシュキガルをいただいた。当初こそ、彼女との間にトラブルを起こすも、大恋愛の末に、彼女を妻とし、冥界の王になった。神々が宴の準備をしていたある時、エレシュキガルは宰相ナムタルを天界に遣わした。ナムタルを迎えた神々の中で、ネルガルだけが彼に敬意を示さなかった。エレシュキガルはこれに激怒し、ネルガルを冥界に連れてくるよう命じ、殺そうとする。が、二人は恋に落ちてしまう。エレシュキガルの沐浴する姿を見たネルガルがその魅力に屈したとも、エレシュキガルがネルガルに心を奪われたとも、ネルガルがエレシュキガルを暴力で屈服させたとも言われている。ネルガルが冥界へ訪れた7日目の朝、彼は地上に帰ってしまう。嘆き悲しんだエレシュキガルは「ネルガルを返してくれなければ、死者たちを地上へ上がらせて、生者を喰わせ、死者を生者より多くする」と神々を脅迫し、ネルガルを冥界に留めさせた。
 
 
 
 
 
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