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[[第二次世界大戦]]直前に、米国の大学から化学工学の概念が[[日本]]に輸入され、[[金沢高等工業学校]](現:[[金沢大学]]理工学域自然システム学類物質循環工学コース)を筆頭に[[京都大学]]、[[東北大学]]、[[東京工業大学]]などにおいて、化学工学科(当時は化学機械科と呼ばれた)が設置された。さらに[[戦後]]、多くの大学でも同様の学科が設置され特に戦後の日本の[[石油化学]]産業の発展に貢献した。
 
各大学での化学工学科は1990年前後に改変されたところが多く、現在、化学工学の学科名としては、京都大学、東北大学、東京工業大学、[[大阪府立大学]]、[[関西大学]]に存在少なくなりま、化学工学の課程名としては[[広島大学]]にしか存在せず、それ以外の大学は、た。化学システム工学([[東京大学]]、[[東京農工大学]]、[[新潟大学]])、物質工学科、プロセス工学科、生物化学工学科など、手法から適用する対象を学科の名称にした学校が多い。なお、化学システム物理工学科などを名称変更した大学多い。
 
アメリカでは[[プラグマティズム]]の気風が強く、化学工学の教科書では大体、前半に経済計算、特にプロジェクトエコノミクスに1章から数章割かれているのが普通である。しかし、それらの章は日本の化学工学の教科書からはほぼ抜け落ちており、化学工学が日本に渡った際、なんらかの[[アカデミズム]]の影響をうけたものと推測される。